Notionのリレーション・ロールアップを使った売上管理テンプレートを解説。不動産収支管理・フリマ販売向けのリレーション方式とサブアイテム方式を比較し、自動集計の設定手順からFormula 2.0の活用まで網羅。すぐ使える無料テンプレート付き。
Friday, April 10, 2026

案件の進捗、請求状況、売上実績、顧客情報——それぞれが別のスプレッドシートやメモに散らばっていて、「今月いくら入ってくるか」を確認するだけで時間がかかる。
Notionのリレーションとロールアップを使うと、これらを一画面で確認できるようになります。
こう変わります(Before → After)
この記事でわかること
この記事では、Notionのリレーションとサブアイテム機能を活用した売上管理システムの構築方法を解説します。
自動集計の仕組みを取り入れることで、入力作業を最小限に抑えながら必要な分析情報を引き出せる環境を作ります。
Notionの機能を活用することで、データ入力の手間を減らしながら、経営判断に必要な情報を増やすというバランス逆転を実現できます。
それでは、Notion売上管理の全体像から見ていきましょう。

まずは完成形のテンプレートを見ながら、Notionで実現できる売上管理システムの全体像をつかみましょう。
この記事で紹介するテンプレートは、データを一度入力するだけで様々な角度から分析できる仕組みになっています。
今回ご紹介するのは、以下の3種類のテンプレートです。
それぞれ異なる管理方法と用途に最適化されています。
テンプレートの種類と特徴
従来のエクセルやスプレッドシートでの管理と比べて、Notionの売上管理システムには以下のようなメリットがあります。
Notionの売上管理システムは、特に以下のような方におすすめです。

次のセクションでは、リレーション方式とサブアイテム方式という2つの基本パターンを比較し、自分のビジネスに合った方式の選び方を解説します。

Notionで売上管理システムを構築する際、大きく分けて2つの方式があります。
それぞれの特徴を理解して、自分のビジネスに最適な方法を選びましょう。
リレーション方式は、2つの別々のデータベースを連携させて管理する方法です。
慣れてきたら3つ4つと連携するDBを増やしていきましょう。
例えば、不動産管理では「物件情報DB」と「収支DB」を、フリマ販売では「購入物一覧DB」と「売却セットDB」を連携させます。

リレーション方式のメリット
・データの役割が明確に分かれる(マスタDB vs 取引DB)
・多対多の関係性を表現できる(1商品が複数の販売セットに含まれるなど)
・各DBで異なるプロパティ構成が可能
・マスタデータの一元管理と再利用性が高い
リレーション方式のデメリット
・初期設定がやや複雑
・ロールアップの概念理解が必要
リレーション方式のテンプレートとしては、不動産管理テンプレートとフリマ販売テンプレート(リレーション方式)の2種類を用意しています。
前者は物件と収支の管理に、後者は商品と販売の管理に特化しています。
サブアイテム方式は、1つのデータベース内で親子関係を表現して管理する方法です。
例えば、フリマ販売では「販売セット(親)」と「構成商品(子)」の関係を1つのDBで表現します。

サブアイテム方式のメリット
・1つのDBで完結するシンプルさ
・直感的な親子関係の表示
・視覚的に階層関係を把握しやすい
サブアイテム方式のデメリット
・親子で同じプロパティ構成になる
・データの再利用性がやや低い
・複雑な集計や分析には工夫が必要
サブアイテム方式のテンプレートとしては、フリマ販売テンプレート(サブアイテム方式)を用意しています。
シンプルで直感的な操作感を重視した設計になっています。
今回提供する3種類のテンプレートの位置づけと選び方を整理しておきましょう。
テンプレートの選び方ガイド
なお、テンプレートの基本構造は理解した上で、自分のビジネスに合わせてカスタマイズするのがおすすめです。
例えば、フリーランスの方なら「クライアント情報」と「案件・請求情報」、EC事業者なら「商品マスタ」と「販売記録」という構成に変更するといった具合です。
どちらの方式を選ぶべきか迷った場合は、以下のポイントで判断するとよいでしょう。
両方を組み合わせることも可能
実は、リレーション方式とサブアイテム方式は排他的ではなく、組み合わせることも可能です。例えば:
・「物件DB」と「収支DB」をリレーションで連携
・「収支DB」内では「修繕工事」と「内訳」をサブアイテムで親子関係にする
・「商品DB」と「顧客DB」をリレーションで連携し、「顧客DB」内で顧客と担当者をサブアイテムで表現
慣れてきたら、自分のビジネスの構造に合わせた最適な組み合わせを見つけてみてください。
どの方式が自社に合うか、設計段階から一緒に考えます。
» 自社用の売上管理DB設計を相談する
次のセクションでは、まず基本となるリレーション方式での売上管理システムの構築方法を詳しく解説します。

それではリレーション方式での売上管理システムの構築方法を具体的に解説します。
リレーション方式の核となるのは、複数のデータベースを連携させるリレーション機能と、連携したデータを集計するロールアップ機能です。
リレーション方式での基本的なデータの流れは以下のようになります。
これによって、データベース間で情報が自動的に連携され、二重入力の手間がなくなるとともに、関連するデータを一覧で見ることができるようになります。
リレーション方式では、2つのデータベースの設計が重要です。
フリマ販売を例に、各データベースの役割と主なプロパティを見ていきましょう。

購入物一覧は、仕入れた商品の基本情報を管理するためのデータベースです。
1つの商品につき1つのレコードを作成します。
主なプロパティ
このデータベースでは、主に購入した商品を登録していくだけです。
リレーションプロパティ(売却セット)は、売却セットから登録するので、手動での入力は不要です。

売却セットは、販売した商品や取引の記録を管理するためのデータベースです。
1つの取引(販売)につき1つのレコードを作成します。
主なプロパティ
このデータベースの肝は、「購入したもの」のリレーションプロパティと「購入額計」のロールアッププロパティです。
これらによって、購入物一覧から関連データを自動取得し、売買利益の計算を自動化しています。
次に、リレーションとロールアップの具体的な設定方法を解説します。
リレーションは、別々のデータベースを相互に関連付ける機能です。
どちらのデータベースからでも設定できますが、今回は売却セット側から設定する手順を説明します。
これで売却セットから購入物一覧を参照できるようになります。
また、購入物一覧側にも自動的に「売却セット」というリレーションプロパティが作成されます。
リレーションを設定すると、互いのデータベースに自動的にリレーションプロパティが作成されます。これにより、どちらの側からも関連データを確認できるようになります。「制限」や「〜に表示」は慣れてきたら1つにしたりオフにしたり試してください。最初のうちは制限なし、可視化した方がわかりやすいと思います。
ロールアップは、リレーションで紐付けたデータのプロパティを集計する機能です。
売却セット側に設定して、関連する購入商品の価格を集計します。

これにより、売却セットにリレーションで紐づけられた購入商品の金額合計が自動的に表示されるようになります。
最後に、ロールアップで集計したデータを使って計算を行う数式を設定します。
例えば、「売買利益」を算出するために「売却額」から「購入額計」を差し引く数式を作成します。

prop("売却額") - prop("購入額計")これにより、売却額から購入額計を差し引いた利益が自動計算されるようになります。
さらに複雑な計算も可能です。例えば、手数料も考慮した実質利益を計算する場合:
prop("売却額") - prop("購入額計") - prop("手数料")
Formula2.0からは、直感的でわかりやすく表示されるようになりました。
四則演算だけでなく、条件分岐やテキスト操作も視覚的に組み立てられます。
» 四則演算の基本はこちら
設定が完了したら、実際の使い方を見ていきましょう。
フリマ販売の例で、データ入力から利益計算までの流れを説明します。
まず、購入物一覧DBに商品情報を登録します。

商品名、購入額、購入日、ジャンルなどの基本情報を入力します。
この段階では、リレーションプロパティ(売却セット)は空のままで構いません。
商品を売却したら、売却セットDBに新しいレコードを作成します。


売却日を入力し、「購入したもの」リレーションプロパティで該当する商品を選択します。
複数商品をセットで売却した場合は、複数の商品を選択できます。

選択した商品が表示されたら、売却額を入力します。
手数料などがある場合は、そちらも入力します。

商品を選択してデータを確定すると、ロールアップによって購入額計が自動的に計算され、さらに数式によって売買利益も自動計算されます。
ここまで入力したら、作業は完了です。

このように、リレーションデータベースから売却したものを選択するだけで、購入額計と売買利益が自動的に計算されます。
手間をかけずに、正確な収益管理が可能になります。
Notionの強みは、同じデータをさまざまな角度から見ることができる点です。
ビューを活用することで、データ入力を増やさずに多角的な分析が可能になります。
合計の表示は標準機能として搭載されています。以下のように設定すると便利です。

売却額や利益の合計、平均利益率など、様々な指標を表示できます。
テーブルビューの下部に自動的に集計結果が表示されるため、全体の傾向を把握しやすくなります。
データが増えてきたら、目的に応じたフィルタービューを作成しておくと便利です。

これらのビューをあらかじめ作成しておくことで、目的に応じた分析がワンクリックで実行できます。
テーブルビュー以外にも、ギャラリービューやカレンダービューを活用すると、より直感的にデータを把握できます。
これらのビューを組み合わせることで、データを多角的に分析し、より戦略的な意思決定ができるようになります。

ここからは、不動産管理に特化したリレーション方式テンプレートの詳細を解説します。
このテンプレートは、複数の物件や賃貸物件の収支管理を効率化したい不動産会社向けに設計されています。
この不動産管理テンプレートは、「項目DB」と「収支DB(売上・経費DB)」の2つのデータベースをリレーションで連携させた構成になっています。
シンプルでありながら、物件ごとの収支分析や月次推移の可視化など、不動産経営に必要な分析機能を備えています。
テンプレートの構成要素
「空室対策」などのDBと紐付けるとさらに便利なトータルダッシュボードが完成します。
» Notionダッシュボードの作り方【ビジネス・個人事業主向け】

項目DB(物件情報)は物件の基本情報を管理するマスターデータベースとして機能します。
物件を追加するたびに1件ずつレコードを作成します。
物件の基本情報を最初に登録しておくことで、収支DBでの取引記録時に簡単に物件を選択でき、物件ごとの収支分析の基盤となります。
登録した情報は物件の固定的な属性として保持され、取引情報とは別に管理されます。
収支DBは日々の取引を記録するためのデータベースです。
家賃収入、修繕費、管理費など、全ての取引を1件ずつ記録します。
このデータベースの核となるのは「物件」と「リレーション(部屋)」のリレーションプロパティです。
取引を記録する際に関連する物件や部屋を選択することで、物件ごとや部屋ごとの収支分析が可能になります。
リレーション(部屋)の活用法
「リレーション(部屋)」プロパティは拡張性を高めるためのイメージです。
将来的に部屋ごとの詳細管理をしたい場合に、「部屋DB」を作成して連携させることができます。
例えば:
・アパート経営で部屋ごとの収益性を分析
・入居者情報と収支情報を紐づけて管理
・リフォーム履歴を部屋単位で記録
必要に応じて新しいDBとの連携を追加することで、システムを段階的に拡張できます。
収支DBには、定期的な家賃収入から突発的な修繕費まで、あらゆる取引を記録します。
「種別」と「支払状況」のプロパティを活用することで、未回収の家賃や未払いの経費を簡単に把握することができます。
また、「家賃ロールアップ例」や「家賃のみ抽出」のようなプロパティを追加することで、特定の収支カテゴリに焦点を当てた分析も可能です。
これらのプロパティは必要に応じてカスタマイズすることで、より詳細な分析ができるようになります。
不動産管理テンプレートには、目的に応じた複数のビューが用意されています。
それぞれのビューの役割と活用法を見ていきましょう。

最も基本的なビューで、全ての取引を一覧表示します。
フィルターやソート機能を使用することで、以下のような分析が可能です。
テーブルビューの下部には、表示されている取引の合計金額が自動計算されるため、フィルターと組み合わせることで様々な集計分析が可能です。

月ごと・種別ごとの売上推移を棒グラフで可視化するビューです。
主に以下のような分析に活用できます。
グラフ表示により、数字の羅列ではわかりにくい傾向やパターンを直感的に把握できます。

物件ごとの収入と支出のバランスを比較できるビューです。
主に以下のような分析に活用できます。
物件別に収支を可視化することで、どの物件が収益に貢献しているか、またはどの物件に問題があるかを一目で把握できます。
不動産管理テンプレートを効果的に活用するための運用フローと実践的なポイントを紹介します。
テンプレートを導入したら、まずは以下の手順で初期設定を行います。
初期設定が完了したら、日々の取引を記録していくだけで、自動的に分析情報が更新されていきます。
効率的な運用のためのデイリー・マンスリーのフローは以下の通りです。
定期的にデータを確認することで、問題の早期発見や適切な意思決定が可能になります。
活用のポイント:月別・物件別の収益性比較
不動産投資で最も重要なのは、各物件の収益性と季節変動の把握です。以下のような分析を定期的に行うことで、投資判断や賃料設定の最適化ができます:
・月別の賃料収入の変動チェック(季節や更新時期による影響)
・物件ごとの実質利回りの計算と比較
・修繕費が特に多くかかっている物件の特定
・管理費用対効果の分析(管理会社変更の検討材料)
・税金や保険料などの固定費の確認
これらの分析を通じて、「どの物件にどれだけのコストがかかっているか」という現実を数字で把握できるようになります。
不動産管理テンプレートは、基本構造を維持しながら様々な方向にカスタマイズできます。
不動産経営のスタイルや規模に合わせた応用例を紹介します。
カスタマイズする際は、基本的なリレーション構造を維持しながら、必要な情報を段階的に追加していくことをおすすめします。
まずはシンプルな構造で運用をスタートし、使いながら自分に必要な要素を追加していくアプローチが効果的です。
次のセクションでは、1つのデータベースで親子関係を表現するサブアイテム方式での売上管理システムの構築方法を解説します。

ここからは、もう一つの方式であるサブアイテム方式での売上管理システムについて解説します。
この方式は、1つのデータベースだけでシンプルに売上管理を実現できるのが大きな特徴です。
サブアイテムとは、1つのデータベース内で親子関係を作る機能です。
ブログの記事と章、プロジェクトとタスク、商品とバリエーションなど、階層関係のあるデータを管理するのに適しています。

サブアイテム方式では、フリマ販売を例にすると「販売セット(親)」と「構成商品(子)」の関係を1つのDBで表現します。
これにより、リレーション方式のように2つのデータベースを行き来する必要がなくなります。
サブアイテムの特徴
・親アイテムと子アイテム(サブアイテム)の階層構造を作れる
・同じデータベース内で完結するので構造がシンプル
・親子関係を視覚的に把握しやすい
・トグル表示で折りたたみ表示が可能
例えば、フリマ販売で複数の商品をセットで売る場合、セット全体を親アイテムとし、含まれる各商品をサブアイテムとして管理できます。
売上はセット全体に対して記録し、仕入れコストは各商品ごとに記録することで、利益を自動計算できます。

サブアイテムをたたむことで、非常に簡潔でみやすい管理表になります。
必要な時に展開して詳細を確認できるので、データが増えても見やすさを維持できます。
公式のサブアイテムの使い方もご参照ください。
サブアイテムを使うと自動的にリレーションを組んでくれます。
サブアイテム機能を有効にする手順は次の通りです:
サブアイテムを追加するには、既存のアイテムの下に新規アイテムを作成し、「親アイテム」プロパティで上のアイテムを選択します。
または、テーブルビューのインデント機能を使って簡単にサブアイテム化することもできます。
サブアイテムを使った売上管理では、1つのデータベースの中で親子関係を表現します。
サブアイテムの重要な特徴として、親アイテムとサブアイテムは同じプロパティ構成を共有する点があります。

サブアイテムでは、親と子が同じプロパティを持ちますが、それぞれ異なる目的で活用できます。
サブアイテムの特徴と注意点
サブアイテム機能を有効にすると、自動的に2つのリレーションプロパティ(親アイテムとサブアイテム)が生成されます。
親アイテムとサブアイテムは常に同じプロパティ構成を持つため、プロパティの意味づけを工夫する必要があります。
例えば販売日と購入日は同じ日付プロパティを使い、表示名を使い分けると良いでしょう。
リレーション方式とは異なり、親子で異なるプロパティ構成を持たせることはできません。
売上と仕入れから利益を自動計算するには、ロールアップと数式を組み合わせます:
ステップ1: 仕入計のロールアップ設定
「仕入計」プロパティをロールアップで作成:
・リレーション: サブアイテム
・プロパティ: 金額
・計算: 合計
ステップ2: 利益の数式設定
prop("金額") - prop("仕入計")このように、サブアイテムを活用することで、シンプルな構造でありながら、販売単位ごとの利益を自動計算できるシステムを構築できます。
サブアイテム方式での集計は、主に以下の2つのアプローチがあります:
prop("サブアイテム").map(current.prop("仕入額")).sum()どちらの方法も、親子関係を活かして自動的に集計ができる点がメリットです。
数式による方法は、より柔軟な集計が可能ですが、ロールアップの方がシンプルで直感的です。
サブアイテム方式での具体的な入力フローを見ていきましょう。
この方法では、親アイテムと子アイテムの両方を1つの画面で管理できるため、データ入力の流れがスムーズです。
また、必要に応じて親アイテムを展開/折りたたみできるので、視覚的にもわかりやすくなっています。
サブアイテム方式でも、様々なビューを活用することで多角的な分析が可能です。
特にテーブルビューでは、親アイテムのみを表示するフィルターを設定することで、概要だけを確認するビューを作成できます。
必要に応じて展開して詳細を確認するというフローが効率的です。
Q: サブアイテムのトグルを開いたままにするには?
A:
「フィルター」から設定可能です。
フィルターからサプアイテムとして設定しているプロパティを選択し、「[サブアイテムのプロパティ名]が未入力」を設定します。すると、トグルがすべて開いた状態で開くようになります。
サブアイテムは様々なビジネスシーンで活用できます:
サブアイテムの活用ポイント
サブアイテムとリレーション+ロールアップを使い分けるポイント:
サブアイテムの特徴を理解して活用することで、Notionでのデータ管理をより効率的に行うことができます。
特に階層構造を持つデータの管理には非常に強力なツールとなります。
次のセクションでは、より高度な売上分析を実現するための応用テクニックを解説します。

ここまで学んだリレーションとサブアイテムを基礎として、さらに高度な売上分析を実現するためのテクニックを紹介します。
Formula 2.0や視覚化機能を活用することで、より深いビジネスインサイトを得ることができます。
Notionの数式2.0(Formula 2.0)は、ドット記法や.map関数など強力な機能を提供し、データ分析の可能性を大きく広げました。
特にロールアップを使わずに直接データを集計できる点が革新的です。
従来のロールアップでは、データを集計するために3ステップが必要でした。
数式2.0では、.map()と.sum()を組み合わせて1ステップでデータを集計できます。

// リレーション方式での集計 prop("購入したもの").map(current.prop("購入額")).sum()サブアイテム方式でも同様に、サブアイテムの値を直接集計できます。
// サブアイテム方式での集計 prop("サブアイテム").map(current.prop("金額")).sum()この方法のメリットは、プロパティ数を減らせることと、より複雑な条件付き集計が可能になることです。
数式2.0の.filter()と組み合わせることで、条件に合うデータだけを集計することも可能です。
カテゴリ別売上の集計(例:衣類カテゴリのみの集計)
prop("購入したもの") .filter(current.prop("カテゴリ") == "衣類") .map(current.prop("購入額")) .sum()期間指定での売上集計(例:今月の売上のみ集計)
prop("購入したもの") .filter(formatDate(current.prop("販売日"), "YYYY-MM") == formatDate(now(), "YYYY-MM")) .map(current.prop("購入額")) .sum()これらの数式を活用することで、プロパティを増やさずに様々な角度からデータを分析できます。
数式2.0の活用ポイント
数式内でリレーションデータを扱う際には以下の点に注意しましょう:
・empty()で空チェックを忘れずに
・.map()の前に.filter()で条件を絞り込むと処理が軽くなる
・formatDate()を使って日付比較を正確に行う
・複雑な数式は、段階的に分解して作成する
基本的な売上管理システムの構造を応用して、様々な業種に合わせたカスタマイズが可能です。
ここでは主な業種別のカスタマイズポイントを紹介します。
ビジネスの特性に合わせてカスタマイズすることで、単なる売上管理だけでなく、事業全体の管理システムへと発展させることができます。
ステップアップのヒント
最初から完璧なシステムを目指すのではなく、まずは基本的な売上管理から始めて、徐々に機能を追加していくアプローチがおすすめです。
使いながら必要な機能や分析を追加していくことで、自分の業務に最適化されたシステムを構築できます。
Notionを活用した売上管理システムの構築は、単なるデータ記録の枠を超え、経営判断を支援する情報基盤として機能します。
リレーション方式とサブアイテム方式、それぞれの特性を理解し、自分のビジネスに合った方法を選ぶことが成功の鍵です。
選ぶべき方式のポイント
・リレーション方式:データの役割が明確に分かれている場合、多対多の関係性がある場合
・サブアイテム方式:シンプルな構造を重視する場合、明確な親子関係がある場合
どちらの方式も、入力の手間を最小限に抑えながら、必要な分析情報を自動的に得られる点が最大の魅力です。
本記事で紹介した3種類のテンプレートは、それぞれの管理ニーズに対応できるような基本設計がされています。
まずはシンプルな形から始め、使いながら必要な機能を追加していくアプローチが、長続きするシステム構築の秘訣です。
Notionのリレーション、ロールアップ、サブアイテム機能を使いこなせば、エクセルでは実現が難しかった柔軟なデータ管理が可能になります。
テンプレートからスタートして、自分だけの最適な売上管理システムを構築してみてください。
「売上管理DB、自分で作るのは大変そう…」と思ったら
リレーションやロールアップの設計は、「何をどう紐づけるか」が見えれば一気にスッキリします。
自社の案件・売上・顧客をどう整理するか、30分で一緒に設計できます。
「売上管理DB、自分で作るのは大変そう…」と思ったら
リレーションやロールアップは、「何をどう紐づけるか」が決まれば一気に整理できます。30分の無料相談で、自社の案件・売上・顧客管理に合うDB設計を一緒に考えます。
この記事のポイントまとめ
.map().sum()でロールアップ不要の直接集計も可能
バックオフィス11年の経験で「終わらない手作業」の辛さを痛感。その原体験から、社長の"思考"そのものをNotionとAIで仕組み化する専門家として独立。
単なるツール導入ではなく、事業全体の情報の流れを設計し、あなたの時間を創り出します。
» プロフィール詳細
「ツール習得の時間はない、丸投げしたい」という方はこちら。
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