【Notion】リレーションとロールアップで作る売上管理テンプレート|不動産からフリマまで

Notionのリレーション・ロールアップを使った売上管理テンプレートを解説。不動産収支管理・フリマ販売向けのリレーション方式とサブアイテム方式を比較し、自動集計の設定手順からFormula 2.0の活用まで網羅。すぐ使える無料テンプレート付き。

Friday, April 10, 2026

DXIT | 一人社長の裏方エンジニア/02管理・構築/【Notion】リレーションとロールアップで作る売上管理テンプレート|不動産からフリマまで

案件の進捗、請求状況、売上実績、顧客情報——それぞれが別のスプレッドシートやメモに散らばっていて、「今月いくら入ってくるか」を確認するだけで時間がかかる。

Notionのリレーションとロールアップを使うと、これらを一画面で確認できるようになります

こう変わります(Before → After)

  • 売上見込みが「案件DBを開かないとわからない」→ ダッシュボードで一目でわかる
  • 未請求案件を手動で確認→ ロールアップで自動集計
  • 顧客別の実績がバラバラ→ リレーションで顧客DB・案件DBを紐づけて一元管理

この記事でわかること

  • Notionのリレーション・ロールアップを使った売上管理の仕組み
  • リレーション方式(2DB連携)とサブアイテム方式(1DB完結)の違いと選び方
  • 不動産収支管理・フリマ販売管理への具体的な応用手順
  • Formula 2.0を使った高度な集計テクニック
  • すぐ使える3種類の無料テンプレートの入手方法

この記事では、Notionのリレーションとサブアイテム機能を活用した売上管理システムの構築方法を解説します。
自動集計の仕組みを取り入れることで、入力作業を最小限に抑えながら必要な分析情報を引き出せる環境を作ります。

自動集計システム
一度データを入力すれば、売上合計や利益率などを自動計算してくれる仕組み
多角的な分析
項目別・時期別・種別別など様々な切り口でデータを可視化し意思決定をサポート
柔軟なカスタマイズ
フリマ販売から不動産管理まで、様々なビジネスに応用できる汎用的な設計
実践型テンプレート
すぐに使える3種類のテンプレートで理解しながら実践できる環境を提供

Notionの機能を活用することで、データ入力の手間を減らしながら、経営判断に必要な情報を増やすというバランス逆転を実現できます。
それでは、Notion売上管理の全体像から見ていきましょう。

1. Notion売上管理の全体像とメリット

まずは完成形のテンプレートを見ながら、Notionで実現できる売上管理システムの全体像をつかみましょう。
この記事で紹介するテンプレートは、データを一度入力するだけで様々な角度から分析できる仕組みになっています。

テンプレートはこちら

提供する3種類のテンプレート

今回ご紹介するのは、以下の3種類のテンプレートです。
それぞれ異なる管理方法と用途に最適化されています。

テンプレートの種類と特徴

  • 不動産管理テンプレート(リレーション方式)
    物件情報と収支記録を別々のデータベースで管理し、リレーションで連携
    物件ごとの収支分析や月次推移を可視化するのに最適
  • フリマ販売テンプレート(リレーション方式)
    購入商品と売却セットを別々のデータベースで管理
    複数商品をセット販売する場合や、在庫と販売履歴を分けて管理したい場合に最適
  • フリマ販売テンプレート(サブアイテム方式)
    1つのデータベースで親子関係を利用して管理
    シンプルな構造で直感的に操作したい場合や、コンパクトに管理したい場合に最適

エクセル管理からの解放:自動集計で何が変わるか

従来のエクセルやスプレッドシートでの管理と比べて、Notionの売上管理システムには以下のようなメリットがあります。

  • 入力の手間を大幅に削減
    一度設定すれば、リレーションで関連データを自動で引用。
    商品を選ぶだけで購入額や原価が自動反映される仕組み。
  • 複数の視点からすぐに分析
    テーブル・カレンダー・グラフなど、同じデータを様々な形式で表示。
    ビューを切り替えるだけで多角的な分析が可能。
  • ミスの削減とデータの一貫性
    一度入力したデータを自動参照するため、転記ミスやセル参照エラーがなくなり、一貫性のあるデータ管理が実現。
  • 柔軟なカスタマイズと拡張性
    ビジネスの成長や変化に合わせて、項目の追加や分析方法の変更が簡単にできる柔軟な構造。

こんな人におすすめ

Notionの売上管理システムは、特に以下のような方におすすめです。

  • 不動産オーナー・投資家
    複数物件の収支管理や経費記録、利回り分析を効率化したい方
  • フリマ・せどり実践者
    仕入れと販売の記録を連携させ、利益率や在庫状況を把握したい方
  • 個人事業主・フリーランス
    案件ごとの収支管理や顧客別の売上分析を簡単に行いたい方
  • 小規模EC事業者
    商品管理と売上分析を一元化し、効率的な経営判断をしたい方
  • データ入力が苦手な方
    なるべく少ない入力で必要な分析情報を得たい方
月次売上集計のグラフ表示例
月次売上の推移をグラフで可視化

次のセクションでは、リレーション方式とサブアイテム方式という2つの基本パターンを比較し、自分のビジネスに合った方式の選び方を解説します。

2. 基本の2パターン:テンプレートの選び方

2つの異なるデータ管理方式のイメージ

Notionで売上管理システムを構築する際、大きく分けて2つの方式があります。
それぞれの特徴を理解して、自分のビジネスに最適な方法を選びましょう。

リレーション方式:2DBで管理する方法

リレーション方式は、2つの別々のデータベースを連携させて管理する方法です。

慣れてきたら3つ4つと連携するDBを増やしていきましょう。

例えば、不動産管理では「物件情報DB」と「収支DB」を、フリマ販売では「購入物一覧DB」と「売却セットDB」を連携させます。

リレーション方式の基本的な仕組みの図解
別々のデータベース同士を紐づけるリレーション機能

リレーション方式のメリット
・データの役割が明確に分かれる(マスタDB vs 取引DB)
・多対多の関係性を表現できる(1商品が複数の販売セットに含まれるなど)
・各DBで異なるプロパティ構成が可能
・マスタデータの一元管理と再利用性が高い

リレーション方式のデメリット
・初期設定がやや複雑
・ロールアップの概念理解が必要

リレーション方式のテンプレートとしては、不動産管理テンプレートフリマ販売テンプレート(リレーション方式)の2種類を用意しています。
前者は物件と収支の管理に、後者は商品と販売の管理に特化しています。

サブアイテム方式:1DBで管理する方法

サブアイテム方式は、1つのデータベース内で親子関係を表現して管理する方法です。
例えば、フリマ販売では「販売セット(親)」と「構成商品(子)」の関係を1つのDBで表現します。

サブアイテムを使った売上管理の画面例
1つのデータベース内で親子関係を表現するサブアイテム機能

サブアイテム方式のメリット
・1つのDBで完結するシンプルさ
・直感的な親子関係の表示
・視覚的に階層関係を把握しやすい

サブアイテム方式のデメリット
・親子で同じプロパティ構成になる
・データの再利用性がやや低い
・複雑な集計や分析には工夫が必要

サブアイテム方式のテンプレートとしては、フリマ販売テンプレート(サブアイテム方式)を用意しています。
シンプルで直感的な操作感を重視した設計になっています。

提供テンプレートと選び方

今回提供する3種類のテンプレートの位置づけと選び方を整理しておきましょう。

テンプレートの選び方ガイド

  • 不動産管理テンプレート(リレーション方式)
    こんな人におすすめ:
    ・グラフなどで可視化したい
    ・収入と支出を詳細に分析したい
    ・分析にも使える売上管理がほしい
  • フリマ販売テンプレート(リレーション方式)
    こんな人におすすめ:
    ・商品在庫と販売記録を分けて管理したい
    ・同じ商品を複数のセットで販売することがある
    ・商品データを繰り返し利用したい
  • フリマ販売テンプレート(サブアイテム方式)
    こんな人におすすめ:
    ・なるべくシンプルな構造で管理したい
    ・直感的な操作性を重視したい
    ・販売単位でまとめて記録したい

なお、テンプレートの基本構造は理解した上で、自分のビジネスに合わせてカスタマイズするのがおすすめです。
例えば、フリーランスの方なら「クライアント情報」と「案件・請求情報」、EC事業者なら「商品マスタ」と「販売記録」という構成に変更するといった具合です。

自分のビジネスに合った方式の選び方

どちらの方式を選ぶべきか迷った場合は、以下のポイントで判断するとよいでしょう。

  1. データの性質で選ぶ
    マスタデータと取引データが明確に分かれる場合はリレーション方式
    親子関係や階層構造が主体の場合はサブアイテム方式
  2. 使いやすさで選ぶ
    直感的な操作感を重視するならサブアイテム方式
    データの再利用性や分析の柔軟性を重視するならリレーション方式
  3. ビジネスの規模で選ぶ
    小規模な個人ビジネスならサブアイテム方式でシンプルに
    成長中の事業や複雑な管理が必要ならリレーション方式で拡張性を確保

両方を組み合わせることも可能

実は、リレーション方式とサブアイテム方式は排他的ではなく、組み合わせることも可能です。例えば:

・「物件DB」と「収支DB」をリレーションで連携
・「収支DB」内では「修繕工事」と「内訳」をサブアイテムで親子関係にする
・「商品DB」と「顧客DB」をリレーションで連携し、「顧客DB」内で顧客と担当者をサブアイテムで表現

慣れてきたら、自分のビジネスの構造に合わせた最適な組み合わせを見つけてみてください。

どの方式が自社に合うか、設計段階から一緒に考えます。
» 自社用の売上管理DB設計を相談する

次のセクションでは、まず基本となるリレーション方式での売上管理システムの構築方法を詳しく解説します。

3. リレーション方式での売上管理システム構築

データベース間の連携イメージ

それではリレーション方式での売上管理システムの構築方法を具体的に解説します。
リレーション方式の核となるのは、複数のデータベースを連携させるリレーション機能と、連携したデータを集計するロールアップ機能です。

データの流れと仕組み

リレーション方式での基本的なデータの流れは以下のようになります。

  1. 基本情報の登録
    マスタDB(物件情報や商品情報など)に基本データを登録
  2. 取引情報の登録
    取引DB(収支情報や売却情報など)に取引データを登録
  3. データの紐づけ
    取引データ登録時にリレーションでマスタデータを選択して紐づけ
  4. 関連情報の自動取得
    ロールアップ機能で紐づけたマスタデータから必要な情報を自動集計
  5. 計算の自動化
    数式機能で取得したデータを使って利益や利回りなどを自動計算

これによって、データベース間で情報が自動的に連携され、二重入力の手間がなくなるとともに、関連するデータを一覧で見ることができるようになります。

リレーション方式のデータベース設計

リレーション方式では、2つのデータベースの設計が重要です。
フリマ販売を例に、各データベースの役割と主なプロパティを見ていきましょう。

データベース①:購入物一覧(マスタDB)

購入物一覧データベースの画面

購入物一覧は、仕入れた商品の基本情報を管理するためのデータベースです。
1つの商品につき1つのレコードを作成します。

主なプロパティ

  • 商品名(テキスト)
  • 購入額(数値)
  • 購入日(日付)
  • ジャンル(選択)
  • 画像(画像)
  • メモ(テキスト)
  • 出品状況(選択:出品中/売却済み)
  • 売却セット(リレーション – 自動生成)

このデータベースでは、主に購入した商品を登録していくだけです。
リレーションプロパティ(売却セット)は、売却セットから登録するので、手動での入力は不要です。

データベース②:売却セット(取引DB)

売却セットデータベースの画面

売却セットは、販売した商品や取引の記録を管理するためのデータベースです。
1つの取引(販売)につき1つのレコードを作成します。

主なプロパティ

  • 売却日(日付)
  • 購入したもの(リレーション)
  • 購入額計(ロールアップ)
  • 売却額(数値)
  • 売買利益(数式)
  • 手数料(数値)
  • 販売プラットフォーム(選択肢)
  • メモ(テキスト)

このデータベースの肝は、「購入したもの」のリレーションプロパティと「購入額計」のロールアッププロパティです。
これらによって、購入物一覧から関連データを自動取得し、売買利益の計算を自動化しています。

リレーションとロールアップの基本設定

次に、リレーションとロールアップの具体的な設定方法を解説します。

リレーションの設定方法

リレーションは、別々のデータベースを相互に関連付ける機能です。
どちらのデータベースからでも設定できますが、今回は売却セット側から設定する手順を説明します。

  • 売却セットデータベースを開く
  • プロパティ→新しいプロパティを選択
  • プロパティタイプで「リレーション」を選択
  • 連携するデータベースとして「購入物一覧」を選択
  • プロパティ名を「購入したもの」などわかりやすい名前に設定
  • 必要に応じて「制限」や「表示」の設定を調整

これで売却セットから購入物一覧を参照できるようになります。
また、購入物一覧側にも自動的に「売却セット」というリレーションプロパティが作成されます。

リレーションを設定すると、互いのデータベースに自動的にリレーションプロパティが作成されます。これにより、どちらの側からも関連データを確認できるようになります。「制限」や「〜に表示」は慣れてきたら1つにしたりオフにしたり試してください。最初のうちは制限なし、可視化した方がわかりやすいと思います。

ロールアップの設定方法

ロールアップは、リレーションで紐付けたデータのプロパティを集計する機能です。
売却セット側に設定して、関連する購入商品の価格を集計します。

ロールアップ設定画面
  • 売却セットデータベースを開く
  • プロパティ→新しいプロパティを選択
  • プロパティタイプで「ロールアップ」を選択
  • 「リレーション」で「購入したもの」を選択
  • 「プロパティ」で「購入額」を選択
  • 「計算」で「合計」を選択
  • プロパティ名を「購入額計」などに設定

これにより、売却セットにリレーションで紐づけられた購入商品の金額合計が自動的に表示されるようになります。

数式の設定方法

最後に、ロールアップで集計したデータを使って計算を行う数式を設定します。
例えば、「売買利益」を算出するために「売却額」から「購入額計」を差し引く数式を作成します。

数式設定画面
  • 売却セットデータベースを開く
  • プロパティ→新しいプロパティを選択
  • プロパティタイプで「数式」を選択
  • 下記のような数式を入力
prop("売却額") - prop("購入額計")

これにより、売却額から購入額計を差し引いた利益が自動計算されるようになります。
さらに複雑な計算も可能です。例えば、手数料も考慮した実質利益を計算する場合:

prop("売却額") - prop("購入額計") - prop("手数料")
Formula2.0の画面

Formula2.0からは、直感的でわかりやすく表示されるようになりました。
四則演算だけでなく、条件分岐やテキスト操作も視覚的に組み立てられます。
» 四則演算の基本はこちら

実際の使い方と入力フロー

設定が完了したら、実際の使い方を見ていきましょう。
フリマ販売の例で、データ入力から利益計算までの流れを説明します。

ステップ1:購入商品の登録

まず、購入物一覧DBに商品情報を登録します。

購入物一覧データベースの画面

商品名、購入額、購入日、ジャンルなどの基本情報を入力します。
この段階では、リレーションプロパティ(売却セット)は空のままで構いません。

ステップ2:売却情報の登録

商品を売却したら、売却セットDBに新しいレコードを作成します。

売却セットでリレーションDBが表示される画面
リレーションDBが表示される
売却商品を選択する画面
売ったものを選択

売却日を入力し、「購入したもの」リレーションプロパティで該当する商品を選択します。
複数商品をセットで売却した場合は、複数の商品を選択できます。

選択された商品が表示される画面
選択するとこうなります

選択した商品が表示されたら、売却額を入力します。
手数料などがある場合は、そちらも入力します。

ステップ3:自動計算の確認

確定後の入力画面
確定するとこのように登録されます

商品を選択してデータを確定すると、ロールアップによって購入額計が自動的に計算され、さらに数式によって売買利益も自動計算されます。
ここまで入力したら、作業は完了です。

自動計算された結果が表示された画面

このように、リレーションデータベースから売却したものを選択するだけで、購入額計と売買利益が自動的に計算されます。
手間をかけずに、正確な収益管理が可能になります。

分析ビューの活用方法

Notionの強みは、同じデータをさまざまな角度から見ることができる点です。
ビューを活用することで、データ入力を増やさずに多角的な分析が可能になります。

集計表示を活用する

合計の表示は標準機能として搭載されています。以下のように設定すると便利です。

合計行の設定画面

売却額や利益の合計、平均利益率など、様々な指標を表示できます。
テーブルビューの下部に自動的に集計結果が表示されるため、全体の傾向を把握しやすくなります。

フィルタービューを活用する

データが増えてきたら、目的に応じたフィルタービューを作成しておくと便利です。

フィルター設定の画面
フィルター設定例
  • 在庫管理ビュー:出品状況が「出品中」の商品のみ表示
  • ジャンル別ビュー:特定のジャンルの商品のみ表示
  • 月別売上ビュー:特定の月の売上のみ表示
  • 高利益取引ビュー:利益率が一定以上の取引のみ表示

これらのビューをあらかじめ作成しておくことで、目的に応じた分析がワンクリックで実行できます。

ギャラリービューとカレンダービュー

テーブルビュー以外にも、ギャラリービューやカレンダービューを活用すると、より直感的にデータを把握できます。

  • 商品ギャラリー:商品画像を中心にしたギャラリー表示で視覚的に在庫を確認
  • 売却カレンダー:売却日をカレンダーで表示し、月単位での売上傾向を把握
  • 利益ボード:カンバンボードビューで利益率別に取引を整理

これらのビューを組み合わせることで、データを多角的に分析し、より戦略的な意思決定ができるようになります。

4. 不動産業向けリレーション方式テンプレート詳細

ここからは、不動産管理に特化したリレーション方式テンプレートの詳細を解説します。
このテンプレートは、複数の物件や賃貸物件の収支管理を効率化したい不動産会社向けに設計されています。

テンプレートの全体構造

この不動産管理テンプレートは、「項目DB」と「収支DB(売上・経費DB)」の2つのデータベースをリレーションで連携させた構成になっています。
シンプルでありながら、物件ごとの収支分析や月次推移の可視化など、不動産経営に必要な分析機能を備えています。

テンプレートの構成要素

  • 項目DB(物件情報)
    管理対象の物件の基本情報を登録するデータベース
    物件名、所在地、取得日、取得価格、総戸数など物件の固定情報を管理
  • 収支DB(売上・経費)
    日々の売上・経費を1件ずつ記録するデータベース
    家賃収入や修繕費など、物件に紐づく全ての取引を時系列で管理

「空室対策」などのDBと紐付けるとさらに便利なトータルダッシュボードが完成します。
» Notionダッシュボードの作り方【ビジネス・個人事業主向け】

各データベースの詳細設計

不動産管理テンプレートのテーブルビュー画面

項目DB(物件情報)

項目DB(物件情報)は物件の基本情報を管理するマスターデータベースとして機能します。
物件を追加するたびに1件ずつレコードを作成します。

  • 物件名(テキスト):物件を識別するための名称
  • 種別(選択):アパート、マンション、戸建て、区分など
  • 所在地(テキスト):物件の住所や位置情報
  • 総戸数(数値):物件内の部屋数(区分の場合は通常1)
  • 空室数(数値):現在の空室数
  • 竣工年(数値):建物の建設年
  • ID(自動採番または文字列):物件の固有識別子
  • 平均賃料(数値):物件の平均賃料単価
  • 空室率(数式):空室数÷総戸数で計算した空室の割合
  • 月間予想収入(数式):月間の予想収入額

物件の基本情報を最初に登録しておくことで、収支DBでの取引記録時に簡単に物件を選択でき、物件ごとの収支分析の基盤となります。
登録した情報は物件の固定的な属性として保持され、取引情報とは別に管理されます。

収支DB(売上・経費)

収支DBは日々の取引を記録するためのデータベースです。
家賃収入、修繕費、管理費など、全ての取引を1件ずつ記録します。

  • 内容(テキスト):取引の詳細(例:家賃収入、修繕費など)
  • 種別(選択):収入/支出の区分
  • 物件(リレーション):関連する物件を項目DBから選択
  • 支払状況(選択):未払い/支払済みのステータス
  • 家賃ロールアップ例(ロールアップ):物件ごとの家賃収入集計例
  • 家賃のみ抽出(数式):特定の種類の収入だけを抽出する例
  • リレーション(部屋)(リレーション):別DBの部屋情報と連携
  • 金額(数値):取引金額
  • 日付(日付):取引が発生した日付

このデータベースの核となるのは「物件」と「リレーション(部屋)」のリレーションプロパティです。
取引を記録する際に関連する物件や部屋を選択することで、物件ごとや部屋ごとの収支分析が可能になります。

リレーション(部屋)の活用法

「リレーション(部屋)」プロパティは拡張性を高めるためのイメージです。
将来的に部屋ごとの詳細管理をしたい場合に、「部屋DB」を作成して連携させることができます。

例えば:
・アパート経営で部屋ごとの収益性を分析
・入居者情報と収支情報を紐づけて管理
・リフォーム履歴を部屋単位で記録

必要に応じて新しいDBとの連携を追加することで、システムを段階的に拡張できます。

収支DBには、定期的な家賃収入から突発的な修繕費まで、あらゆる取引を記録します。
「種別」と「支払状況」のプロパティを活用することで、未回収の家賃や未払いの経費を簡単に把握することができます。

また、「家賃ロールアップ例」や「家賃のみ抽出」のようなプロパティを追加することで、特定の収支カテゴリに焦点を当てた分析も可能です。
これらのプロパティは必要に応じてカスタマイズすることで、より詳細な分析ができるようになります。

各ビューの役割と活用法

不動産管理テンプレートには、目的に応じた複数のビューが用意されています。
それぞれのビューの役割と活用法を見ていきましょう。

テーブルビュー

テーブルビューのスクリーンショット

最も基本的なビューで、全ての取引を一覧表示します。
フィルターやソート機能を使用することで、以下のような分析が可能です。

  • 物件別フィルター:特定の物件に関連する取引のみを表示
  • 時期別フィルター:特定の期間(年・四半期・月)の取引のみを表示
  • カテゴリ別フィルター:家賃収入や修繕費など特定のカテゴリのみを表示
  • 支払状況フィルター:未払いの取引のみを表示して支払い漏れを防止

テーブルビューの下部には、表示されている取引の合計金額が自動計算されるため、フィルターと組み合わせることで様々な集計分析が可能です。

月次売上集計

月次売上集計のグラフ表示

月ごと・種別ごとの売上推移を棒グラフで可視化するビューです。
主に以下のような分析に活用できます。

  • 月次の収支推移:月ごとの収入と支出のバランスを視覚的に確認
  • 季節変動の把握:年間を通じた収支の季節変動パターンを分析
  • 年次比較:前年同月との比較による成長や改善の確認
  • 異常値の検出:特定の月の急激な変化を視覚的に発見

グラフ表示により、数字の羅列ではわかりにくい傾向やパターンを直感的に把握できます。

物件別収支分析

物件別収支分析のグラフ表示

物件ごとの収入と支出のバランスを比較できるビューです。
主に以下のような分析に活用できます。

  • 物件別の収益性比較:物件ごとの収益性を視覚的に比較
  • 物件別の費用構造分析:どの物件にどのような費用がかかっているかを分析
  • 投資判断の材料:収益性の低い物件の売却や、追加投資の判断材料として活用
  • ポートフォリオ分析:物件全体のバランスと収益構造を把握

物件別に収支を可視化することで、どの物件が収益に貢献しているか、またはどの物件に問題があるかを一目で把握できます。

実際の運用フローと活用ポイント

不動産管理テンプレートを効果的に活用するための運用フローと実践的なポイントを紹介します。

初期設定手順

テンプレートを導入したら、まずは以下の手順で初期設定を行います。

  1. 物件情報の登録
    項目DBに所有・管理している全ての物件の基本情報を登録
  2. 過去の取引データの入力
    可能であれば、直近3〜6ヶ月分の取引データを収支DBに遡って登録
  3. カテゴリの設定
    自身の不動産経営に合わせてカテゴリを整理(例:家賃収入、管理費、修繕費、保険料など)
  4. ビューのカスタマイズ
    必要に応じて自分専用のビューを追加(例:特定エリアの物件のみを表示するビューなど)

初期設定が完了したら、日々の取引を記録していくだけで、自動的に分析情報が更新されていきます。

日常的な運用フロー

効率的な運用のためのデイリー・マンスリーのフローは以下の通りです。

  • 取引発生時:収入や支出が発生したらすぐに収支DBに記録(スマホアプリを活用するとさらに便利)
  • 週に1回:未払い取引の確認と支払い状況の更新
  • 月末:月次の収支バランスの確認と不明点の洗い出し
  • 四半期ごと:物件別の収益性分析と改善策の検討
  • 年に1回:年間の収支分析と次年度の投資計画の策定

定期的にデータを確認することで、問題の早期発見や適切な意思決定が可能になります。

活用のポイント:月別・物件別の収益性比較

不動産投資で最も重要なのは、各物件の収益性と季節変動の把握です。以下のような分析を定期的に行うことで、投資判断や賃料設定の最適化ができます:

・月別の賃料収入の変動チェック(季節や更新時期による影響)
・物件ごとの実質利回りの計算と比較
・修繕費が特に多くかかっている物件の特定
・管理費用対効果の分析(管理会社変更の検討材料)
・税金や保険料などの固定費の確認

これらの分析を通じて、「どの物件にどれだけのコストがかかっているか」という現実を数字で把握できるようになります。

カスタマイズの考え方と応用例

不動産管理テンプレートは、基本構造を維持しながら様々な方向にカスタマイズできます。
不動産経営のスタイルや規模に合わせた応用例を紹介します。

  • アパート・マンション経営向け拡張
    項目DBに「部屋」プロパティを追加し、物件内の各部屋の情報(号室、間取り、入居者情報など)を管理
    空室率や部屋ごとの稼働率を計算する数式を追加
  • 区分所有投資向けカスタマイズ
    多数の区分所有物件を地域やエリアでグループ化するプロパティを追加
    地域別の収益性比較や分散投資バランスの可視化
  • 資金調達情報の追加
    融資情報(金融機関、金利、返済期間、毎月の返済額など)を管理するプロパティを追加
    実質利回りだけでなく、キャッシュフローや投資利回りも計算
  • 修繕計画の管理
    大規模修繕や設備更新の予定を管理する「修繕計画DB」を追加
    修繕積立金の管理と将来の支出予測

カスタマイズする際は、基本的なリレーション構造を維持しながら、必要な情報を段階的に追加していくことをおすすめします。
まずはシンプルな構造で運用をスタートし、使いながら自分に必要な要素を追加していくアプローチが効果的です。

次のセクションでは、1つのデータベースで親子関係を表現するサブアイテム方式での売上管理システムの構築方法を解説します。

5. サブアイテム方式での売上管理システム構築

整理されたデータのイメージ

ここからは、もう一つの方式であるサブアイテム方式での売上管理システムについて解説します。
この方式は、1つのデータベースだけでシンプルに売上管理を実現できるのが大きな特徴です。

サブアイテムの仕組みと特徴

サブアイテムとは、1つのデータベース内で親子関係を作る機能です。
ブログの記事と章、プロジェクトとタスク、商品とバリエーションなど、階層関係のあるデータを管理するのに適しています。

サブアイテムを使った売上管理の画面例
1つのデータベース内で親子関係を表現するサブアイテム機能

サブアイテム方式では、フリマ販売を例にすると「販売セット(親)」と「構成商品(子)」の関係を1つのDBで表現します。
これにより、リレーション方式のように2つのデータベースを行き来する必要がなくなります。

サブアイテムの特徴

・親アイテムと子アイテム(サブアイテム)の階層構造を作れる
・同じデータベース内で完結するので構造がシンプル
・親子関係を視覚的に把握しやすい
・トグル表示で折りたたみ表示が可能

サブアイテムを使った売上管理の仕組み

例えば、フリマ販売で複数の商品をセットで売る場合、セット全体を親アイテムとし、含まれる各商品をサブアイテムとして管理できます。
売上はセット全体に対して記録し、仕入れコストは各商品ごとに記録することで、利益を自動計算できます。

サブアイテムを折りたたんだ表示
サブアイテムを折りたたむとスッキリした表示に

サブアイテムをたたむことで、非常に簡潔でみやすい管理表になります。
必要な時に展開して詳細を確認できるので、データが増えても見やすさを維持できます。

サブアイテムの設定方法

公式のサブアイテムの使い方もご参照ください。
サブアイテムを使うと自動的にリレーションを組んでくれます。

サブアイテム機能を有効にする手順は次の通りです:

  • 対象のデータベースを開く
  • 右上の「…」メニューから「カスタマイズ」を選択
  • 「サブアイテム」セクションで「オン」に切り替える
  • 自動的に「親アイテム」と「サブアイテム」のリレーションプロパティが生成される

サブアイテムを追加するには、既存のアイテムの下に新規アイテムを作成し、「親アイテム」プロパティで上のアイテムを選択します。
または、テーブルビューのインデント機能を使って簡単にサブアイテム化することもできます。

データベース設計とプロパティ設定

サブアイテムを使った売上管理では、1つのデータベースの中で親子関係を表現します。
サブアイテムの重要な特徴として、親アイテムとサブアイテムは同じプロパティ構成を共有する点があります。

サブアイテムを使った売上管理の画面例
同じプロパティを共有する親子アイテム

フリマ販売向けプロパティ設計

  • 名前/タイトル(テキスト):親は「セット名」、子は「商品名」
  • 販売日/購入日(日付):取引の日付
  • 金額(数値):親は「売上額」、子は「仕入額」
  • 親アイテム(リレーション):自動生成される親への参照
  • サブアイテム(リレーション):自動生成される子への参照
  • 仕入計(ロールアップ):サブアイテムの金額合計
  • 利益(数式):親の売上額から仕入計を差し引いた金額

サブアイテムでは、親と子が同じプロパティを持ちますが、それぞれ異なる目的で活用できます。

サブアイテムの特徴と注意点

サブアイテム機能を有効にすると、自動的に2つのリレーションプロパティ(親アイテムとサブアイテム)が生成されます。
親アイテムとサブアイテムは常に同じプロパティ構成を持つため、プロパティの意味づけを工夫する必要があります。

例えば販売日と購入日は同じ日付プロパティを使い、表示名を使い分けると良いでしょう。
リレーション方式とは異なり、親子で異なるプロパティ構成を持たせることはできません。

自動計算の設定

売上と仕入れから利益を自動計算するには、ロールアップと数式を組み合わせます:

ステップ1: 仕入計のロールアップ設定

「仕入計」プロパティをロールアップで作成:
・リレーション: サブアイテム
・プロパティ: 金額
・計算: 合計

ステップ2: 利益の数式設定

prop("金額") - prop("仕入計")

このように、サブアイテムを活用することで、シンプルな構造でありながら、販売単位ごとの利益を自動計算できるシステムを構築できます。

親子関係を活用した集計方法

サブアイテム方式での集計は、主に以下の2つのアプローチがあります:

  1. ロールアップによる集計
    親アイテムに「サブアイテムの仕入額の合計」や「サブアイテムの売上の合計」をロールアップで集計し、それらを元に利益を計算する方法
  2. 数式による直接集計
    Formula 2.0の機能を使って、サブアイテムのデータを直接集計する方法
    prop("サブアイテム").map(current.prop("仕入額")).sum()

どちらの方法も、親子関係を活かして自動的に集計ができる点がメリットです。
数式による方法は、より柔軟な集計が可能ですが、ロールアップの方がシンプルで直感的です。

実際の使い方と入力フロー

サブアイテム方式での具体的な入力フローを見ていきましょう。

  1. 親アイテムの作成
    売却日と売却額(セット全体の売上)を入力した親アイテムを作成
  2. サブアイテムの追加
    親アイテムを選択した状態で、新規アイテムを作成
    または既存アイテムをインデントして親の下に配置
    各商品の情報(商品名、仕入額など)を入力
  3. 自動集計の確認
    サブアイテムの入力が完了すると、親アイテムの「仕入計」と「利益」が自動計算される

この方法では、親アイテムと子アイテムの両方を1つの画面で管理できるため、データ入力の流れがスムーズです。
また、必要に応じて親アイテムを展開/折りたたみできるので、視覚的にもわかりやすくなっています。

分析ビューの活用方法

サブアイテム方式でも、様々なビューを活用することで多角的な分析が可能です。

  • テーブルビュー:折りたたみ機能を使って概要と詳細を切り替えながら閲覧
  • カレンダービュー:販売日ベースで月単位の売上を把握
  • ギャラリービュー:販売セットの画像を中心に視覚的に管理
  • カンバンビュー:販売状況や利益率別にグループ化して管理

特にテーブルビューでは、親アイテムのみを表示するフィルターを設定することで、概要だけを確認するビューを作成できます。
必要に応じて展開して詳細を確認するというフローが効率的です。

テンプレートはこちら

Q: サブアイテムのトグルを開いたままにするには?

A:

「フィルター」から設定可能です。
フィルターからサプアイテムとして設定しているプロパティを選択し、「[サブアイテムのプロパティ名]が未入力」を設定します。すると、トグルがすべて開いた状態で開くようになります。

サブアイテムのビジネス活用例

サブアイテムは様々なビジネスシーンで活用できます:

  • 不動産管理:建物(親)→階層(サブ)→部屋(サブのサブ)という階層構造で管理
  • プロジェクト管理:プロジェクト(親)→フェーズ(サブ)→タスク(サブのサブ)で進捗管理
  • 商品管理:商品カテゴリ(親)→商品(サブ)→バリエーション(サブのサブ)の階層管理
  • 顧客管理:企業(親)→部署(サブ)→担当者(サブのサブ)の構造化

サブアイテムの活用ポイント

サブアイテムとリレーション+ロールアップを使い分けるポイント:

  • サブアイテムが適している場合
    明確な親子関係がある、視覚的な階層表示が必要、シンプルな構造を維持したい
  • リレーションが適している場合
    多対多の関係がある、データベースの役割を明確に分けたい、親子で異なるプロパティ構成が必要

サブアイテムの特徴を理解して活用することで、Notionでのデータ管理をより効率的に行うことができます。
特に階層構造を持つデータの管理には非常に強力なツールとなります。

次のセクションでは、より高度な売上分析を実現するための応用テクニックを解説します。

6. 応用テクニック:高度な売上分析

高度なデータ分析のイメージ

ここまで学んだリレーションとサブアイテムを基礎として、さらに高度な売上分析を実現するためのテクニックを紹介します。
Formula 2.0や視覚化機能を活用することで、より深いビジネスインサイトを得ることができます。

数式2.0を活用した高度な集計

Notionの数式2.0(Formula 2.0)は、ドット記法や.map関数など強力な機能を提供し、データ分析の可能性を大きく広げました。
特にロールアップを使わずに直接データを集計できる点が革新的です。

ロールアップを使わないスマートな設計

従来のロールアップでは、データを集計するために3ステップが必要でした。

  1. ロールアッププロパティを作成
  2. 集計方法(合計、平均など)を選択
  3. 集計結果を数式で利用

数式2.0では、.map()と.sum()を組み合わせて1ステップでデータを集計できます。

リレーションデータの階層構造
// リレーション方式での集計 prop("購入したもの").map(current.prop("購入額")).sum()

サブアイテム方式でも同様に、サブアイテムの値を直接集計できます。

// サブアイテム方式での集計 prop("サブアイテム").map(current.prop("金額")).sum()

この方法のメリットは、プロパティ数を減らせることと、より複雑な条件付き集計が可能になることです。

条件付き集計と分析の例

数式2.0の.filter()と組み合わせることで、条件に合うデータだけを集計することも可能です。

カテゴリ別売上の集計(例:衣類カテゴリのみの集計)

prop("購入したもの") .filter(current.prop("カテゴリ") == "衣類") .map(current.prop("購入額")) .sum()

期間指定での売上集計(例:今月の売上のみ集計)

prop("購入したもの") .filter(formatDate(current.prop("販売日"), "YYYY-MM") == formatDate(now(), "YYYY-MM")) .map(current.prop("購入額")) .sum()

これらの数式を活用することで、プロパティを増やさずに様々な角度からデータを分析できます。

数式2.0の活用ポイント

数式内でリレーションデータを扱う際には以下の点に注意しましょう:

・empty()で空チェックを忘れずに
・.map()の前に.filter()で条件を絞り込むと処理が軽くなる
・formatDate()を使って日付比較を正確に行う
・複雑な数式は、段階的に分解して作成する

業種別カスタマイズのポイント

基本的な売上管理システムの構造を応用して、様々な業種に合わせたカスタマイズが可能です。
ここでは主な業種別のカスタマイズポイントを紹介します。

EC事業・物販業向け

  • 在庫管理機能の強化
    数式で「在庫数 = 仕入数 – 販売数」を自動計算
  • 販売チャネル分析
    販売プラットフォーム別の売上比較を可視化
  • 商品カテゴリ分析
    カテゴリ別の利益率や回転率を計算
  • 粗利計算の詳細化
    送料や手数料も含めた実質利益の計算

フリーランス・サービス業向け

  • 案件進捗管理
    ステータスプロパティで受注〜納品までの工程管理
  • 時間管理の追加
    作業時間の記録と時給換算での分析
  • クライアント別分析
    クライアントごとの売上・利益の集計と比較
  • 請求書管理との連携
    未入金管理や請求書番号との紐づけ

不動産投資向け

  • 物件別収支分析
    物件ごとの実質利回り計算と比較
  • 修繕費の予実管理
    予算と実績の比較、将来の修繕計画の管理
  • 入居者情報との連携
    入居者DBと物件DBを連携させた総合管理
  • 税金シミュレーション
    不動産所得や減価償却を考慮した税金計算

ビジネスの特性に合わせてカスタマイズすることで、単なる売上管理だけでなく、事業全体の管理システムへと発展させることができます。

ステップアップのヒント

最初から完璧なシステムを目指すのではなく、まずは基本的な売上管理から始めて、徐々に機能を追加していくアプローチがおすすめです。
使いながら必要な機能や分析を追加していくことで、自分の業務に最適化されたシステムを構築できます。

» Notionデータベースの設計哲学と実践的作り方|情報構造化の思考法

7. まとめ:Notionで作る最適な売上管理システム

Notionを活用した売上管理システムの構築は、単なるデータ記録の枠を超え、経営判断を支援する情報基盤として機能します。
リレーション方式とサブアイテム方式、それぞれの特性を理解し、自分のビジネスに合った方法を選ぶことが成功の鍵です。

選ぶべき方式のポイント

リレーション方式:データの役割が明確に分かれている場合、多対多の関係性がある場合
サブアイテム方式:シンプルな構造を重視する場合、明確な親子関係がある場合

どちらの方式も、入力の手間を最小限に抑えながら、必要な分析情報を自動的に得られる点が最大の魅力です。

本記事で紹介した3種類のテンプレートは、それぞれの管理ニーズに対応できるような基本設計がされています。
まずはシンプルな形から始め、使いながら必要な機能を追加していくアプローチが、長続きするシステム構築の秘訣です。

テンプレートをダウンロード

Notionのリレーション、ロールアップ、サブアイテム機能を使いこなせば、エクセルでは実現が難しかった柔軟なデータ管理が可能になります。
テンプレートからスタートして、自分だけの最適な売上管理システムを構築してみてください。

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この記事のポイントまとめ

  • リレーション方式:2つのDBをリレーションで連携し、ロールアップで自動集計。不動産・フリマの複雑管理に最適
  • サブアイテム方式:1DBで親子関係を表現。シンプルで直感的に使いたい場合に最適
  • 自動計算の流れ:リレーション選択 → ロールアップで合計取得 → 数式で利益計算
  • Formula 2.0.map().sum()でロールアップ不要の直接集計も可能
  • まずはテンプレートから始め、自分のビジネスに合わせて段階的にカスタマイズするのがコツ

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サエ|裏方エンジニア

バックオフィス11年の経験で「終わらない手作業」の辛さを痛感。その原体験から、社長の"思考"そのものをNotionとAIで仕組み化する専門家として独立。
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結論から言うと、EvernoteからNotionへの移行は10分で終わります。
しかも移行後は、ページ数無制限・デバイス制限なし・無料プランでも本格的に使える環境が手に入ります。

2026年現在、Evernoteは度重なる値上げとプラン刷新(v11)で年額$99〜が必要に。
一方Notionは無料プランでも十分実用的で、世界中で急成長中のプラットフォームです。

この記事では「移行すべきか」の判断材料から、実際の移行手順(画面キャプチャ付き)、移行後の活用法まですべて解説します。

この記事で分かること
▪️2026年現在のEvernoteの現状と将来性の客観的分析
▪️NotionとEvernoteの詳細な機能・料金比較
▪️安全で確実なデータ移行の具体的手順(画面付き)
▪️移行後のNotionを最大限活用する段階別ガイド

Evernoteからの移行は決して複雑な作業ではありません。
この記事では、移行を検討すべき理由から具体的な手順、そして移行後の効果的な活用方法まで、実際の画面キャプチャとともに詳しく解説しています。
あなたの大切なデータを安全に移行し、より効率的な情報管理を実現するお手伝いをします。

Evernoteはオワコンなのか?

疑問と不安の概念を表現した画像

オワコン=終わったコンテンツ
今後の展開に期待できないサービスなどに使われる言葉です。

「Evernoteはオワコン」という言葉をよく目にするようになりました。
しかし、感情的な判断ではなく、客観的なデータに基づいて考察する必要があります。

ここでは検索需要から分析してみましょう。

Evernoteの検索トレンドグラフ
Evernoteの検索トレンド推移(2004年〜2025年)

上図は「Evernote」という単語がGoogleでどのくらい検索されたかを示すグラフです。
2009年から2012年頃をピークに、現在ではほぼ検索されていないことがわかります。

Notionの検索トレンドグラフ
Notionの検索トレンド推移(2004年〜2025年)

対照的に、Notionの検索需要は2021年から2025年にかけて急上昇しています。
情報管理ツールにおいて「今、何が注目されているか」を如実に示しています。

一般的にツール系では、検索する人が多い=ユーザー数が多い=活発に開発が続けられるという関係があります。
この観点では、EvernoteよりもNotionに将来性があることは否定できない事実です。

ただし、「オワコン」という極端な表現が正しいかは別問題です。
買収後のEvernoteも着実に機能改善を続けており、特にAI機能の導入など前向きな進化も見られます。

結論として、Evernoteが直ちに終了するリスクは低いものの、情報管理ツールとしての発展性や市場での位置づけを考えると、Notionなど他のツールへの移行を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

2026年現在のEvernote:最新動向と将来性を正しく理解する

Evernoteを取り巻く状況を正確に把握するため、買収から現在までの変化を詳しく見ていきましょう。
噂や憶測ではなく、事実に基づいて現状を理解することが重要です。

買収後のEvernoteに何が起きたのか

2023年1月、Evernoteはイタリアのテクノロジー企業Bending Spoonsによって正式に買収されました。
この買収により多くのユーザーが「サービス終了では?」と不安を感じましたが、実際はどうだったのでしょうか。

  • 大規模な人員削減の実施:買収後、従業員の大部分が解雇されました
  • 日本法人の解散:2024年4月にエバーノート株式会社が解散
  • 開発の継続:サービス終了はせず、むしろ機能改善が進められています

Bending Spoonsは「買収によってEvernoteがなくなることはない」と明言しており、実際にサービスは継続されています。
同社は2013年設立のミラノに本拠を置く企業で、これまでにSplice、Reminiなど世界で5億人以上が利用するアプリを運営してきた実績があります。

日本法人の解散により、今後の日本語サポートの質が懸念されています。
ただし、サービス自体は継続しており、日本語版も引き続き提供されています。

Evernoteの進化:AI機能と新たな価値提供

買収後のEvernoteは、実は大幅な機能向上を遂げています。
特にAI技術の導入により、従来にない新しい価値を提供し始めました。

2024年に導入されたAI機能

  • AI検索:自然言語での質問に対し関連ノートを提示
  • AI編集:要約、誤字修正、執筆支援、翻訳機能
  • AI文字起こし:音声・動画ファイルのテキスト化
  • OCR強化:画像内の手書き文字も認識可能

さらに、パフォーマンスの大幅向上も実現されています。
買収前と比較して、同期速度が17倍向上し、アプリの安定性も大きく改善されました。
また、アップデート頻度も4〜8週間に1回から1週間に1回へと大幅に増加しています。

当初これらのAI機能は無料プランでも利用可能(ベータ版)として提供されていました。
しかし2026年のプラン刷新(v11)以降は有料のStarter/Advancedプランに統合されており、AI機能を本格活用するには有料プランへの移行が前提となっています(詳細は下の2026年追記を参照)。

📌 2026年追記:Evernote v11 リリース(2026年1月19日)
2026年1月、EvernoteはAI機能を核とした5年ぶりの大型アップデート「v11」を正式リリースしました。搭載された3つのAI機能は以下のとおりです。

  • AI Assistant(OpenAI共同開発):ノート・タスク・カレンダーに対してチャット形式で質問・操作できる会話型AIアシスタント。ユーザーデータをAI学習に使用しない契約になっているとされています
  • Semantic Search(セマンティック検索):キーワードの完全一致がなくても、意味的に関連するノートを自然言語で検索できる機能
  • AI Meeting Notes:会議音声を録音・文字起こし・要約し、Evernote内に自動保存できる機能(複数話者対応)

Bending Spoons体制下では2024年以降250以上の新機能・改善が追加されているとされており、買収後のEvernoteは活発な開発が続いていると言えます。

料金体系の変化:2023年値上げから2026年プラン刷新まで

Evernoteへの不満が高まり移行が加速した、最も大きな要因が繰り返す料金改定です。
買収後、2023年から2026年にかけて段階的に値上げ・プラン再編が続いています。

Evernoteの料金改定による値上げの詳細
2023年の値上げを機に「Evernote離れ」が加速しました

2023年5月:大幅値上げと無料プランの制限強化
Bending Spoons買収後初の大きな料金改定が実施されました。有料プランは約1.5〜1.8倍に値上がりし、無料プランもノート50個・ノートブック1個・1デバイス同期という厳しい制限が課せられました。
複数デバイスで使っていた多くのユーザーが有料移行か他サービスへの乗り換えを余儀なくされ、これが「Evernote離れ」が加速した最大の転換点でした。

2026年:プラン体系をさらに刷新(Starter/Advanced体制へ)
2026年、EvernoteはPersonal・Professionalの2プランを廃止し、Starter・Advancedの2プラン体制に移行しました。v11でのAI機能強化を背景に価格はさらに上昇し、旧Personalユーザー(年約9,300円相当)がStarterへ移行すると年額$99(約15,000円前後・為替変動あり)と実質的な値上げとなっています。

  • Starterプラン(年額$99):ノート1,000個・ノートブック20個・3デバイスまで・AI機能(AI Assistant・Semantic Search・AI Meeting Notes)含む
  • Advancedプラン(年額$249.99):ノート・ノートブック・デバイス数無制限・チーム機能・全AI機能付き
  • 無料プラン:ノート50個・ノートブック1個・1デバイスのまま(変更なし)

日本円での正確な価格はEvernote公式サイトをご確認ください。

2023年から続く価格上昇により、Evernoteの料金面での競争力は確実に低下しています。
ただし、v11リリースでAI機能は大幅強化されており、コストと機能のバランスをどう評価するかが移行判断のカギとなります。

EvernoteとNotion:2026年版徹底比較

移行を検討する前に、EvernoteとNotionの違いを正しく理解することが重要です。
単純な機能比較ではなく、それぞれのツールが目指すコンセプトの違いから見ていきましょう。

基本コンセプトの違いを理解する

EvernoteとNotionは、一見似たような情報管理ツールに見えますが、根本的な思想が大きく異なります。

Evernote:「第二の脳」アプローチ
情報を蓄積し、必要な時に検索して取り出すことに特化。
メモやドキュメントの作成・保存・検索に重点を置いたシンプルな設計。
Notion:「オールインワンワークスペース」アプローチ
情報を構造化し、関連性を持たせながら活用することに重点。
メモ、タスク、データベース、wiki、プロジェクト管理など多岐にわたる機能を統合。

この基本思想の違いにより、どちらが適しているかは使用目的によって大きく変わります
単純な情報蓄積と検索を重視するならEvernote、情報を活用して何かを作り上げたいならNotionが適しています。

機能面での詳細比較

2026年現在の両サービスの機能を詳しく比較してみましょう。

比較項目Evernote
無料プラン
Evernote
Starter(有料)
Notion
無料プラン
料金無料年額$99
(約15,000円前後)
無料
同期できる端末数1台まで3台まで制限なし
ノート・ページ数50個まで1,000個まで制限なし
ノートブック数1個まで20個までページ階層で管理
(制限なし)
月間アップロード容量250MB制限拡大制限なし
1ファイルあたりの上限25MB200MB5MB
AI機能
(検索・編集・文字起こし)
制限付きで利用可フル利用可
(AI Assistant等 v11搭載)
トライアルのみ
※Business以上で本格利用
OCR
(画像・PDF内の文字検索)
なしあり非対応
データベース・多様なビュー
(テーブル・カンバン・カレンダー等)
なしなしあり
(Notionの核心機能)
Googleカレンダー連携なしありあり
(Notion Calendar)
タスク・リマインダー設定なしありあり
画像・PDFへの描き込みなしありなし
カスタムテンプレートなしありあり

※ Notion Starterに相当する「Plusプラン」(月額1,650円・年払い)ではAI機能は2025年5月以降トライアルのみ。AI機能を本格活用するにはBusinessプラン(月額3,150円・年払い)が必要です。

メモ・文書作成機能

  • Evernote:シンプルなエディタ、リッチテキスト対応、添付ファイルの直接編集可能。v11以降はAIによる文章編集・要約・翻訳も利用可
  • Notion:ブロック式エディタ、マークダウン対応。モジュールの組み合わせで自由なページ設計が可能

検索・OCR機能

  • Evernote:強力なOCR(手書き文字・画像内テキスト認識)、v11搭載のSemantic Search(自然言語での意味検索)
  • Notion:全文テキスト検索のみ(OCR非対応)。Notion AIで質問形式の情報抽出は可能だがBusinessプラン以上が必要

情報の整理・構造化

  • Evernote:ノートブック・タグによる階層的整理。シンプルで直感的だが、情報の「活用」より「保管」に特化した設計
  • Notion:データベース、リレーション、プロパティによる多次元的管理。テーブル・カンバン・カレンダー等のビュー切り替えも可能

特筆すべきはモバイル体験の違いです。
EvernoteはネイティブアプリとしてiOS/Androidに最適化されており、モバイルでの軽快な操作感が強みです。
Notionもモバイルアプリは充実していますが、複雑なデータベース操作はデスクトップの方が快適です。

料金・制限の現実的な比較(2026年版)

移行検討において最も重要な要素の一つがコストパフォーマンスです。
2026年現在の料金体系を詳しく比較してみましょう。

無料プランの比較
Evernote無料:ノート50個・ノートブック1個・1デバイス同期・月間250MBと制限が厳しい
Notion無料:ページ数・データベース数無制限・デバイス同期無制限・AI機能はトライアルのみ
無料利用の幅はNotionが圧倒的に広い
個人向け有料プランの比較
Evernote Starter:年額$99(約15,000円前後)/ノート1,000個・3デバイス・AI機能(v11)付き
Notion Plus:月額1,650円(年払い)/ページ無制限・ゲスト100人まで・AI機能はトライアルのみ
→ コスト面では同等〜Notionがやや有利。ただしEvernote StarterはAI機能が含まれている点が違い
AI機能を使いたい場合
Evernote Starter(年$99〜):AI機能が標準搭載(AI Assistant・Semantic Search・AI Meeting Notes)
Notion Business(月3,150円・年払い):Notion AI無制限。2025年5月以降、Plusプランでは本格的なAI機能は利用不可
→ AI活用コストはEvernote Starterの方が割安になるケースもある
» Notionのプラン一覧を見る

無料プランの充実度はNotionが明らかに優位ですが、AI機能の扱いは2026年時点で逆転しつつあります。
Evernote StarterはAI機能込みで年約15,000円、Notion AIを本格利用するにはBusinessプランで月3,150円(年約37,800円)が必要です。
個人利用でAI不要ならNotion無料プランが最もコスパが高く、OCRや添付ファイル管理・AI機能をセットで求めるならEvernote Starterも選択肢になります。

EvernoteからNotionへ移行した理由

デジタルツールの変化を表現した画像

多くのユーザーがEvernoteからNotionへの移行を決断しています。
その主な理由を詳しく見ていきましょう。

Evernoteの限られたメリット

長年Evernoteを使ってきた方にとっては愛着があるかもしれませんが、両方を使った経験から言えば、Evernoteの優位性は限られているのが現実です。

Evernoteの主なメリットは以下の点に集約されます:

  • 添付ファイルの直接編集:ファイルをEvernote内で直接編集できる
  • OCR(光学文字認識)機能:画像やPDF内のテキストを検索可能
  • シンプルさ:直感的で学習コストが低い
  • ネイティブアプリの体験:モバイルでの軽快な動作

しかし、これらの機能も有料プランでしか十分に活用できないか、代替手段があります。
例えば、OCR機能はGoogle DriveやMicrosoft Lensなど無料のサービスでも利用可能です。

Evernoteの有料プランのコスパ問題

Evernoteは「便利な機能は有料で提供」という戦略から発展してきました。
しかし、現在の市場では多くの機能が無料で提供されるのが標準になっています。

Evernoteの有料プランと機能制限の概要
かつての画期的な機能も、今では標準装備になっています

特に不便だった端末の制限(無料プランで1台のみ)は、クラウドサービスの本質からかけ離れています。
NotionやGoogleドキュメントなど、多くのサービスでは無料プランでも端末制限がありません。

Notionの驚くべき自由度

移行の最大の理由は、Notionの圧倒的な柔軟性と拡張性にあります。
単なるノートアプリの枠を超え、あらゆる情報管理ニーズに対応できる点が魅力です。

Notionでは以下のようなことが可能です:

データベース機能により、縦にも横にも拡張できるのがNotionの強みです。
作成したノートをリンクで繋げたり、親子関係にしたり、さらにはデータベースとして構造化したりと、情報の活用方法が無限に広がります。

特筆すべきは、ノートアプリでありながらノーコード開発ツールとしての側面を持つ点です。
プログラミングの知識がなくても、高度なシステムを構築できます。

とはいえ、Notionを初めて使う方は「ノートとして使うだけなら操作性はEvernoteとほぼ変わらない」ことを知っておくと安心です。
高度な機能は必要に応じて少しずつ取り入れればよいのです。

さらに、Notionを選ぶもう一つの大きな理由が「サービスの将来性」です。
2026年現在、急成長を続けるNotionは、継続的な機能拡張と改善が期待できます。

そして何より、Evernoteは「第二の脳」をうたいながらも単なる情報の保管庫に留まっているのに対し、Notionは情報を構造化し活用するための真の「第二の脳」として機能する点が最大の違いなのです。

📌 2026年追記:サエが実際にNotionで作ったもの(すべて無料プランで運用中)
Notionの自由度を一番実感できるのは「実例」を見ること。このブログを運営するサエが実際にNotionで作って使い続けているものをご紹介します。すべて無料プラン・プログラミング不要で作れるシンプルなものです。

  • 家計簿・資産管理:支出をカテゴリ別に記録するだけ。シンプルなデータベースで月ごとの収支が一目でわかります
  • 在庫・売上管理:商品リストと売上を別々のページで管理し、リンクで紐づけるだけ。Excelより直感的に使えます
  • 投資・お金管理:保有銘柄と損益をシンプルに記録。フィルターで絞り込めるので把握が楽になります
  • 旅のしおり:行き先・宿・交通手段をひとつのページにまとめるだけ。旅が終わったら思い出アーカイブに
  • 趣味コレクション管理(ポケモンカード):カード名・状態・メモを記録するだけ。ギャラリービューで眺めるのも楽しい
  • フリーランス向けCRM:取引先・連絡日・フォロー状況をシンプルに記録。専用ツール不要で十分使えます
  • 読書ログ:読んだ本・感想・評価を記録するだけ。ギャラリービューにすると本棚みたいで見返すのが楽しくなります

どれも「すごいシステム」ではなく、ちょっと便利な表を作ってみただけという感覚で始められるものです。
それでも使い続けると情報が蓄積され、Evernoteでは絶対にできない使い方ができるようになっていきます。

Notion移行前に知っておくべきこと

移行を決断する前に、移行によって何を得て、何を失うのかを明確にしておくことが重要です。
また、スムーズな移行のための準備と適切なタイミングについても詳しく見ていきましょう。

移行によって得られるもの・失うもの

EvernoteからNotionへの移行は、単なるツール変更ではありません。
情報管理の思考法そのものの変化を伴います。

Notion移行で得られるもの

  • 構造化された情報管理:データベース機能により情報を多次元的に整理
  • 柔軟なカスタマイズ性:ページレイアウトを自由に設計可能
  • オールインワン環境:メモ、タスク、Wiki、プロジェクト管理を統合
  • 無制限のデバイス同期無料プランでも制限なし
  • 高い拡張性:ビジネス用途への発展が容易

移行により失う可能性があるもの

  • 強力なOCR機能:手書き文字や画像内テキストの検索
  • 電子ノートっぽさ:良くも悪くもザ・ノート感がEvernoteの強み
  • 優秀なモバイル体験:ネイティブアプリの軽快さ
  • ファイル直接編集:添付ファイルをアプリ内で編集する機能
  • 慣れ親しんだワークフロー:長年培った情報整理の習慣

重要なのは、失うものに対する代替手段を理解しておくことです。
例えば、OCR機能については、NotionにはありませんがGoogle DriveのOCR機能やサードパーティアプリで補完できます。

データの整理と移行準備

スムーズな移行のために、事前準備が移行成功の鍵となります。
以下の手順で準備を進めましょう。

  1. データの棚卸しと選別
    ・本当に必要な情報の選び出し
    ・古い情報や重複データの整理
  2. 確実なバックアップの取得
    ・Evernoteからのエクスポート(.enex形式)
    ・Evernoteアカウントは保管する
  3. 移行後の構造設計
    ・Notionでの情報配置イメージの作成
    ・必要なデータベース構造の検討
    ・移行先フォルダ構成の計画

移行を機にした情報の断捨離
移行は情報の断捨離に最適な機会です。
「保存したこと」で満足していた不要な情報を削ぎ落とし、本当に必要な情報だけを移行することで、より効率的な情報管理が実現できます。
全データを移行する必要すらなく、私は必須情報だけを移行し、必要な時にEvernoteを参照しています(もう今では開くこともありません)。

移行のタイミング選択

適切な移行タイミングを選ぶことで、業務への影響を最小限に抑えることができます。

移行に適したタイミング

  • 業務の閑散期:重要なプロジェクトが一段落した時期
  • 年度の変わり目:4月や1月など、新しいスタートに合わせて
  • 長期休暇前:移行後の習熟期間を確保できる時期
  • システム更新時期:他のツール見直しと合わせて実施
段階的移行 vs 一括移行
段階的移行:新規情報はNotion、既存情報はEvernoteのまま併用
・メリット:リスクが低い、慣れながら移行可能
・デメリット:管理が複雑、移行期間が長期化

一括移行:すべてのデータを一度に移行
・メリット:管理がシンプル、短期間で完了
・デメリット:初期負担が大きい、学習コストが集中

多くの場合、段階的移行がおすすめです。
まずは新規の情報管理をNotionで始め、必要に応じて過去のデータを移行することで、無理なく移行を進められます。

移行作業にかかる時間の目安として、データベース構築に1〜2週間、データ移行に数日〜1週間、慣れるまでに1〜2ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。

EvernoteからNotionへの移行手順【完全図解】

いよいよ実際の移行手順に入ります。
「移行は難しいのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、Notionはバックエンドでデータ変換を最適化するため、驚くほど簡単です。
段階を追って詳しく解説していきます。

事前準備:Notionアカウントの設定

まずはNotionのアカウントを作成し、基本的な設定を行います。

  1. Notion公式サイトのサインアップからアカウントを作成
    ※大学のメールアドレスがある方は教育プランがお得です
  2. 言語設定を日本語に変更(下図参照)

重要:デスクトップ版またはWeb版を使用
移行作業はデスクトップ版またはWeb版のNotionから行う必要があります。
スマホアプリからは移行できませんのでご注意ください。

ステップバイステップ移行手順

Notionのインポート機能を使って、Evernoteのデータを移行します。

1. Notionの左サイドバー最下部にある「インポート」ボタンをクリック

Notionの画面左側メニューからインポートオプションを選択する様子
Notion画面左側サイドバー最下部にインポートボタンがあります

2. インポート元として「Evernote」を選択

Notionのインポート画面でEvernoteを選択する様子

3. Notionがアクセスすることを承認

Evernoteへのアクセス承認画面

4. 移行するノートを選択

・すべてのノートを一度に移行するか、特定のノートブックのみを選択
・移行するノートにチェックをつける

移行するEvernoteノートを選択する画面

5. インポートボタンをクリックして移行開始

・データ量によっては数分〜数十分かかることがあります
・処理中もNotionの操作は継続可能です

公式サイトでは、移行手順のGIF動画も公開されています。

インポートが完了すると、Notionのワークスペースに移行されたデータが表示されます。

インポート完了後のNotionワークスペース画面
インポート完了後、Evernoteのページが追加されます

移行後のワークスペースには以下が追加されます:

  • 移行したEvernoteのノート:選択したノートがNotionページとして表示
  • Evernoteの使い方マニュアル:NotionでEvernoteと同等の操作をする方法
  • Notionチュートリアル:新規アカウントの場合、基本的な使い方ガイド

移行後の初期設定とデータ確認

データ移行後、以下の作業を行って移行の品質を確認します。

  1. インポートされたデータの確認
    ・すべてのノートが正しく移行されているか
    ・添付ファイルが正常に表示されるか
    ・フォーマットが崩れていないか
  2. フォルダ構造の整理
    ・Notionの階層構造に合わせてページを整理
    ・データベースへの変換が必要なものを検討
  3. タグ情報の移行確認
    ・Evernoteのタグは「タグ」プロパティとして移行される
    ・必要に応じてNotionのタグシステムに変換
  4. 検索性の確認
    ・重要なキーワードで検索し、必要な情報にアクセスできるか

移行後のEvernoteデータについて
移行が完了しても、Evernoteのデータはそのまま残ります。
しばらくは両方のサービスを併用し、Notionの操作に慣れてから必要に応じてEvernoteをクリーンアップすることをおすすめします。

移行作業自体は驚くほど簡単ですが、移行後のデータ整理と構造化が重要です。
Notionの強みを活かすには、単純なノートからデータベース形式への変換を検討するとよいでしょう。

また、重要なEvernoteデータをバックアップとして残しておくことで、万が一の際の安全策になります。

EvernoteからNotionへの移行で一番大事なのは、データをそのまま移すことではなく、移行前に分類ルールを決めることです。
» EvernoteからNotionへ移行する設計を相談する

移行時のトラブル完全対応ガイド

Evernoteからの移行は基本的にスムーズですが、データ量や形式によってはトラブルが発生することもあります。
ここでは発生しがちな問題と解決方法を紹介します。

よくある移行エラーと解決方法

移行時に発生しやすいエラーの主な原因と対処法です。

「インポートできない」エラーの対処法

  • 認証エラー:Evernoteに再ログインしてから再試行
  • サーバー応答なし:数時間後または翌日に再度試す
  • ブラウザの問題:別のブラウザで試す(ChromeとSafariで成功例が多い)
  • キャッシュの影響:ブラウザのキャッシュをクリアして再試行

「移行が終わらない」場合の対処法

  • データ量削減:少量のノートから試し、段階的に移行
  • ネットワーク環境改善:安定した高速接続に切り替え
  • 大きなファイル確認:大容量添付ファイルを含むノートを特定して個別に対応
  • デスクトップアプリ使用:ブラウザ版でなくデスクトップ版Notionを試す

特に大量のデータを一度に移行しようとすると問題が発生しやすいです。
この場合、小さなノートブックから始め、徐々に移行範囲を広げるアプローチが効果的です。

スマホユーザー特有の問題と解決策

モバイルユーザーには特有の課題があります。

重要:モバイルアプリでは移行不可
EvernoteからNotionへの移行は、モバイルアプリからは行えません。
必ずパソコンのブラウザまたはデスクトップアプリを使用してください。

モバイル中心のユーザーにおすすめの解決策:

  • 一時的なPC借用:友人や家族のPCを借りて短時間で移行作業
  • クラウドPC活用:Microsoft 365等のクラウドPC環境からブラウザ版Notionにアクセス
  • 段階的移行:少量の重要データのみPCで移行し、残りは手動で徐々に移行
  • 代行サービス利用:移行が難しい場合は、専門家によるNotion移行支援サービスの利用も検討できます

移行後のモバイル体験について確認すべきポイント:

  1. 同期の確認:移行データがモバイルアプリに正しく同期されるか
  2. 閲覧性の確認:複雑なレイアウトがモバイルで正しく表示されるか
  3. オフライン対応:重要ページをオフライン保存に設定
  4. 検索速度の確認:キーワード検索が迅速に機能するか

Notionのモバイルアプリは機能面では優れていますが、Evernoteに比べるとやや動作が重いことがあります。
重要な情報へのアクセスをショートカットなどで効率化することをおすすめします。

データ不整合への対応

移行後に見られる主なデータ不整合の問題と修正方法です。

添付ファイル・画像の問題

  • 画像が表示されない:個別に再インポートまたは手動で画像を追加
  • 添付ファイルがダウンロードできない:Evernoteから直接ファイルを抽出して再添付
  • 画像サイズ変更:表示サイズの調整(Notionはドラッグで簡単にサイズ変更可能)
  • 大きすぎるファイル:5MB以上のファイルはクラウドストレージへのリンクに置き換え

レイアウト・フォーマットの問題

  • 表の崩れ:Notionの表ブロックで再構築
  • フォント・スタイルの変化:テキストを選択して再フォーマット
  • チェックボックスの変換ミス:Notionのチェックボックスブロックへ変換
  • リンク切れ:URL確認と手動修正

データの不整合は完全に避けられないため、移行後の確認と手動修正プロセスを計画に含めることが重要です。
特に重要なビジネス文書や頻繁に参照する情報は優先的に確認しましょう。

また、Evernoteでは問題なく表示されていた特殊書式(数式、特殊記号など)が変換されないケースもあります。
これらの要素が重要なノートについては、移行後に個別確認と修正が必要です。

補足修正の効率化テクニック
移行後のデータ修正作業を効率化するために、Notionの「ブロック複製」機能を活用しましょう。
一度フォーマットを整えたブロックをコピーして再利用することで、修正作業の時間を大幅に短縮できます。

Notion移行後の効果的活用法【段階別ガイド】

Notionへの移行は終わりではなく、新しい情報管理の旅の始まりです。
ここでは、Notionの機能を段階的に取り入れ、情報管理からナレッジマネジメントへと発展させる方法を紹介します。

第1段階:Evernoteライクな基本利用

まずは使い慣れたEvernoteと同じような使い方からスタートし、徐々にNotionの機能に慣れていきましょう。

  • ノートアプリとしての基本操作をマスター
    ・新規ページ作成
    ・テキスト入力とフォーマット
    ・画像や添付ファイルの追加方法
  • 従来のフォルダ構造による整理
    ・サイドバーでのページ階層管理
    ・ドラッグ&ドロップによるページ移動
    ・親子関係の設定
  • タグとプロパティの基本的な使い分け
    ・EvernoteのタグをNotionのタグプロパティとして活用
    ・プロパティを使った基礎的な情報分類
  • 検索機能の効果的な活用法
    ・クイック検索(Command/Ctrl+P)
    ・詳細検索オプションの使い方
    ・よく使うページのブックマーク設定

Notionの基本操作については、Notionの使い方:初心者でも3日で使いこなせる完全ガイドで詳しく解説しています。
移行直後は基本的な操作を習得することに集中し、少しずつNotionの世界に慣れていくことをおすすめします。

この段階で重要なのはシンプルに始めることです。
最初からNotionの複雑な機能に手を出すと挫折してしまう可能性があります。
Evernoteでしていたことと同じことをNotionでできるようになることを最初の目標にしましょう。

第2段階:Notion独自機能の活用

基本操作に慣れてきたら、次はNotionならではの機能を活用してワークフローを改善しましょう。

データベース機能による情報の構造化

  • テーブルビュー:一覧性の高い表形式での情報管理
  • カンバンボード:視覚的なタスク進行管理
  • カレンダービュー:日程ベースでの情報管理
  • ギャラリービュー:画像を中心とした視覚的な情報整理
  • リスト表示:シンプルで見やすいリスト形式

同じデータを複数の視点で見ることがNotionの強みです。
例えば、タスクリストをリスト、カンバン、カレンダーと切り替えるだけで、視点が一気に変わります。

テンプレート活用による効率化

  • 公式テンプレート:タスク管理、プロジェクト計画、会議議事録など
  • コミュニティテンプレート:様々なユーザーが作成した特化型テンプレート
  • 自作テンプレート:頻繁に使うページ構造を保存して再利用

Notion公式のテンプレートギャラリーでは、無料で利用できる多数のテンプレートが提供されています。
初めからすべてを自作するよりも、テンプレートをカスタマイズする方が効率的です。

ページ間リンクによる情報のネットワーク化

  • @メンション:ページやデータベースを簡単に参照(@+ページ名)
  • リレーション:データベース間の関連付け
  • バックリンク:どのページから参照されているかを確認
  • ページリンク:テキスト内に他のページへのリンクを埋め込み

Evernoteの単純なノート構造と異なり、Notionでは情報同士のつながりを明示的に作ることができるのが大きな特徴です。
これにより、単なる情報保存だけでなく、知識のネットワーク構築が可能になります。

第3段階:高度な情報管理システムの構築

Notionの基本と独自機能を習得したら、さらにビジネスや個人の生産性を高める高度な活用方法にステップアップしましょう。

プロジェクト管理への発展

  • タスク管理システム:GTD(Getting Things Done)方式の構築
  • 進捗管理ダッシュボード:プロジェクト全体を俯瞰できる情報ハブ
  • 自動化機能:データベースオートメーションによる効率化
  • AI機能の活用:Notion AIを使った文書作成やデータ分析

プロジェクト管理をしたい方は、Notionダッシュボードの作り方の記事で詳しいカスタマイズ方法を解説しています。
ビジュアルで情報を把握しやすいダッシュボードは、仕事や個人の生活で一覧性を高める重要なツールです。

タスク管理システムとの統合

  • TODOリストのデータベース化:単純なリストからの進化
  • 複数プロジェクトの統合管理:すべてのプロジェクトを一元管理
  • 優先順位と期限の可視化:重要な作業を見失わない仕組み
  • レビュー機能の構築:定期的な振り返りの自動化
Notionを使ったGTDタスク管理テンプレート
GTD方式によるタスク管理テンプレート

効率的なタスク管理システムを構築したい方は、GTD×Notionタスク管理テンプレートがおすすめです。
すぐに使える実用的なテンプレートで、タスク管理の煩わしさから解放されます。

チーム・組織での情報共有

  • 社内Wiki構築:組織の知識ベース作成
  • ドキュメント共同編集:リアルタイムでの協働作業
  • 権限管理:適切なアクセス制御による情報保護
  • フィードバック管理:コメント機能を活用した情報改善

組織での活用をお考えの方は、Notionで作る社内ポータル・社内wiki完全ガイドで詳しく解説しています。
チームの情報共有を一元化し、業務効率化を実現できます。

補足:Notionの自動化機能
Notionはシンプルさを保ちながらも、データベースオートメーション機能を使ったワークフロー自動化が可能です。
例えば、ステータス変更時の自動タスク作成、期限前リマインダー設定など、単純作業の自動化により生産性を大幅に向上できます。

Notionはシンプルなメモアプリから、個人の第二の脳、そしてチーム全体のナレッジマネジメントシステムへと発展させられる柔軟なツールです。
段階的に機能を取り入れ、自分に最適な情報管理環境を構築していきましょう。

移行完了後のよくある質問

EvernoteからNotionへの移行プロセスが完了した後も、様々な疑問が生じることがあります。
ここでは移行後によく寄せられる質問に答えていきます。

技術的な疑問

移行後もEvernoteを併用できますか?
はい、移行後も両方のサービスを併用できます。
移行はEvernoteからデータをコピーするだけなので、元のEvernoteデータはそのまま残ります。
移行直後は両方を使いながら徐々にNotionに慣れていくことをおすすめします。
データの同期頻度と更新反映について教えてください
Notionのデータ同期はリアルタイムで行われます。
一度のデバイスで変更を加えると、ネットワーク接続がある限り、ほぼ即座に他のデバイスに反映されます。
オフライン時の編集は、オンラインに戻った際に自動的に同期されます。
Notionの容量制限はどうなっていますか?
2026年現在、Notionの無料プランでもアップロード容量の制限はありません。
ただし、1ファイルあたりの上限は5MBとなっています。
大きなファイルを扱う場合は、Google DriveやDropboxなどの外部ストレージへのリンクを利用するのが効果的です。

オフラインでのNotionの使用について:インターネット接続がない環境でも、以前開いたページは閲覧可能です。ただし、新しいページの作成や編集にはオンライン環境が必要です。重要なページは事前にキャッシュされるよう、訪問しておくことをおすすめします。

利用方法に関する疑問

EvernoteでのワークフローをNotionでどう再現すればいいですか?
Evernoteのワークフローを完全に再現するのではなく、Notionの強みを活かした新しいワークフローを構築するのがおすすめです。
特にノートブックとタグによる整理からデータベースによる多次元管理への移行が鍵となります。
初めは単純なページ構造から始め、徐々にデータベース機能を取り入れていくとスムーズです。
» Notionデータベースの設計哲学と実践的作り方|情報構造化の思考法
共有・コラボレーション機能はどう活用できますか?
Notionの共有機能は非常に柔軟です:
・個別ページの共有:特定のページのみを共有(閲覧・コメント・編集権限の設定可能)
・Webページとして公開:誰でもアクセスできるウェブサイトとして公開
・ワークスペース共有:チームメンバーとワークスペース全体を共有
これらを使い分けることで、プライバシーを保ちながら効果的なコラボレーションが可能です。
バックアップとデータ保護はどうすればいいですか?
Notionでは以下の方法でデータを保護できます:
・定期的なエクスポート:ワークスペース全体をHTML、PDF、Markdownなど複数の形式でエクスポート
・バージョン履歴:変更履歴を最大30日間保持(有料プラン)
・ごみ箱:削除したページは30日間はごみ箱から復元可能
重要なデータは定期的(月1回程度)にエクスポートしておくことをおすすめします。

コスト・プランに関する疑問

無料プランでの長期利用は現実的ですか?
個人利用であれば、Notionの無料プランは十分に実用的です。
EvernoteとNotionの無料プランを比較すると、Notionの方が制限が少なく、多くの機能を利用できます。
無料プランでも複数デバイスでの同期、ページ数無制限、基本的なコラボレーション機能が使えるため、個人の情報管理には十分対応できます。
有料プラン移行のタイミングと判断基準は?
以下のような状況になったら有料プランへの移行を検討するとよいでしょう:
・1ファイル5MB超の添付ファイルを頻繁に使いたい(Plusプランで上限拡大)
・チームメンバーと高度なコラボレーションをしたい
・Notion AIを本格的に活用したい(Businessプラン月3,150円〜が必要)
・ビジネス利用で権限管理・監査ログが必要になった
個人の情報管理が目的であれば、無料プランで長期間十分に対応できます。
他サービスとの併用時のコスト最適化について
複数のサービスを併用する場合のコスト最適化戦略:
・Notionは情報整理とプロジェクト管理の中心として無料プランで活用
・大きなファイル保存はGoogle DriveやDropboxの無料枠を利用
・特定の専門機能(例:請求書管理)は特化型サービスを選択
複数サービスをNotionから参照できるようにすることで、使い勝手を維持しながらコストを抑えられます。

2026年現在のNotion AIについて
2025年5月の料金改定以降、Notion AIはフリープラン・Plusプランではトライアルのみとなりました。文章生成・要約・Q&A検索などのAI機能を本格活用するには、Businessプラン(月額3,150円・年払い)以上が必要です。
AI活用が必要なければ、フリープランのままで十分な情報管理が可能です。

その他にも疑問や質問がある場合は、公式サイトのヘルプセンターで詳しい情報を確認できます。
また、日本語での質問はNotion Japan公式Twitterでも対応しています。

まとめ:Notionで実現する次世代情報管理

EvernoteからNotionへの移行は、単なるツール変更ではなく情報管理の思考法そのものを進化させる機会です。
単なる情報蓄積から、構造化・活用・共有へと発展させることで、個人の生産性からチーム全体の知識共有まで一元管理できます。

2026年現在、EvernoteはAI機能を核としたv11をリリースし進化を続けていますが、Notionは世界中で急成長を続けるオールインワンプラットフォームとして存在感を高めています。
移行自体はシンプルですが、Notionの真価を発揮するには自分の使い方に合わせたカスタマイズが鍵となります。

「EvernoteからNotionへ移行したいけど、整理が大変そう…」と思ったら
移行手順自体はシンプルですが、既存ノートをどう分類して移すかで手が止まりやすいです。30分の無料相談で、移行前の整理から一緒に考えます。

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