「まず、誰が何を見るかを決めましょう」。Notion構築で、最初に確認すること

Notion導入支援の現場で、最初に確認したこと。担当者AとBでは、業務内容が違う。見るべき情報も違う。だから、全員に同じ画面を見せる必要はない。構築前に「誰が何を見るか」を決めることで、後から迷わない構造が生まれる。

Thursday, January 15, 2026

DXIT | 一人社長の裏方エンジニア/02管理・構築/「まず、誰が何を見るかを決めましょう」。Notion構築で、最初に確認すること

「全部入れたい」という要望の裏側

2026年1月、ある企業様のNotion導入支援を進めていた。

初回の打ち合わせで、クライアント様からこんな話があった。

  • 担当者Aは報告書作成などの業務を担当
  • 担当者Bは別の業務を担当
  • それぞれが見るべき情報が違う
  • でも、Notionには全部入れたい

「全部入れたい」。この要望は、Notion導入の現場でよく聞く。

でも、「全部入れる」と「全部見せる」は、違う。

【Before】「全部見える」が、迷いを生む

多くの企業では、スプレッドシートに全ての情報を詰め込んでいる。

売上管理、タスク管理、顧客情報、プロジェクト進捗。全部が1つのシートに並んでいて、関係ない列も全部表示される。

Notionを導入しても、この「全部見える」状態を引き継いでしまうと、結局同じことが起きる。

担当者Aが開いたページに、Bさんの業務情報が並んでいる。Bさんが開いたページに、Aさんの報告書が並んでいる。

「自分に必要な情報が、どこにあるかわからない」

情報は全部入っているのに、見つけられない。これが、Notion導入で最初にぶつかる壁だ。

補足: Notionは「情報を一元管理する」ツールですが、「全員に同じ画面を見せる」ツールではありません。役割や業務内容に応じて、見せる情報を変えられる。この違いを理解しているかどうかが、設計の分かれ目です。

【Notice】構築前に、設計図を描く

今回のクライアント様の場合、私はこう判断した。

「まず、誰が何を見るかを決めましょう」

1. 担当者ごとの「見るべき情報」を洗い出す

AさんとBさんで、それぞれ何を見る必要があるのか?

  • Aさん: 報告書の進捗、提出期限、関連資料
  • Bさん: プロジェクトのタスク、クライアント情報、納品物

この「見るべき情報」を、構築前に整理する。

2. 共通で見る情報と、個別で見る情報を分ける

全員が見るべき情報(会社全体のカレンダーや、プロジェクト一覧)は、トップページに置く。

個別で見る情報(Aさん専用の報告書リスト、Bさん専用のタスクリスト)は、それぞれ専用のページに置く。

この設計図を描いてから、Notionを構築する。

3. 「迷わない」を、設計の軸にする

設計の軸は、「迷わない」だ。

Aさんが自分のページを開いたら、自分に必要な情報が全部ある。Bさんが自分のページを開いたら、自分に必要な情報が全部ある。

これを実現するために、Notionの階層構造とリンク機能を使う。機能を知っていることではなく、「どう使えばクライアントが迷わないか」を考えることが、設計の仕事だ。

【After】「自分のページを開けば、全部ある」

構築後、クライアント様からこんな声をいただいた。

「自分のページを開けば、必要な情報がすぐ見つかる」

これが、「誰が何を見るか」を最初に決めたことの成果だ。

この事例から得られる教訓
  • 構築前に設計図を描く: 「誰が何を見るか」を最初に決めることで、後から迷わない構造が生まれる
  • 「全部入れる」≠「全部見せる」: 情報は一元管理しつつ、見せ方は役割ごとに変える
  • 「迷わない」を設計の軸に: 機能を知っていることではなく、クライアントの業務に合わせて適切に設計することが重要

設計は、クライアントの業務を理解することから始まる

Notionの機能は、誰でも学べる。

でも、「この企業には、どの機能をどう使うべきか」を判断するには、クライアントの業務を理解する必要がある。

担当者Aは何を見るのか。担当者Bは何を見るのか。共通で見るべき情報は何か。

この問いに答えることが、Notion設計の出発点だ。

「あれ、どこだっけ?」を
終わりにしませんか?

それは記憶力の問題ではなく、情報の「置き場所」がないだけです。

記事でご紹介した通り、情報が散らばっていると、頭の中も、チームの動きも、すべてが止まります。
Notionで「情報の司令塔」を作った企業の、​実際の案件管理テンプレート(体験版)を、無料で置いておきます。

すでに業務が限界で、プロに直接相談したい方はこちら(初回無料)»

customer1 png
customer1 png

サエ|裏方エンジニア

バックオフィス11年の経験で「終わらない手作業」の辛さを痛感。その原体験から、社長の"思考"そのものをNotionとAIで仕組み化する専門家として独立。
単なるツール導入ではなく、事業全体の情報の流れを設計し、あなたの時間を創り出します。

🎁 無料プレゼント

頭の中がごちゃごちゃな社長へ。
​事業の「設計図」を描き出す7つの魔法の質問。

🆘 個別相談(無料)

「ツール習得の時間はない、丸投げしたい」という方はこちら。

Notion・AI・システム開発のサポート

お客様の声

お客様の声
お客様の声
お客様の声
お客様の声

その他の記事

JSLAB Co., LtdはJUN SUZUKI CEOにより立ち上げられたマーケティングサポート会社です。クリックファネル等のWEBツールによるマーケティングオートメーションをサポートしています。米国ClickFunnels社の正式なパートナーシップを結んでるわけではなく、あくまでもJUN SUZUKIのClickFunnelsに対する愛情でサービスが成り立っていることをご了承ください。